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魔転語(魔王転職物語)

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5話~ステータス~




第5話~ステータス~

「それじゃあ、始めるわ」

リンファは、水晶に魔法をかけ始め詠唱を始める

「水晶よ、この者達のステータスを表せ」

水晶が光だした

「どちらからでもいいわよ」

リンファの合図で始まり、先にシャルルがやることになった。

「それでは、マオ様。お先失礼致します。」

人間の姿に変身した。シャルルが水晶に手をかざす。

すると、水晶から光が溢れてシャルルの体が光に包まれる。

「おぉ。どうやら、終わったみたいです。」

光が収まる。

「じゃあ、このステータスカードを持ちなさい」

リンファに渡された、ステータスカードをシャルルが受けとるとステータスカードに光が包まれる。

シャルル・スライム


ステータス
レベル60
MP〈Cランク・〉
物理攻撃〈Eランク・10〉
物理防御〈Aランク・500〉
魔法攻撃〈Dランク・80〉
魔法防御〈Aランク・500〉
器用〈Aランク・350〉
運〈Dランク・55〉

スキル
〈変身〉
〈水魔法〉
〈癒し〉

ステータスとレベル、スキルがカードに記される。

「あら、スライムのくせに意外とレベル高いのね。ステータスも物理攻撃は皆無で魔法攻撃も人並み。魔法防御、物理防御はスライムではありえない数値ね。ま、一応、元魔王の側近と名乗るぐらいはあるわね。スライムの割には」

意外とステータスが高くてびっくりだ。

器用さはシャルルは料理、洗濯、掃除と、器用になんでもこなす。運は正直、高い方じゃないので納得。

レベルも60と意外すぎる。
今まで聞いたことなかったからな。

スキルも変身、水魔法、癒し。
これは、昔から知っていた。

「シャルル!すごいな、こんなステータスが高いスライムは見たことないぞ」

スライム「ありがとうございます!マオ様!もったいなきお言葉」

シャルルは、珍しく照れている。

「では、ステータスは分かったわ。冒険者としての職業は何にするのかしら?」

職業、冒険者になると必ず与えられるものである。

攻撃力、防御力があるものは戦士。
魔法力があるものは、魔法使いや僧侶など

他にもいろいろと、盗賊、魔物使い、格闘家など多種類ある。

また、レベル、熟練度を上げればクラスアップして上級職にもなれる。中には特別なレア職業もあるらしい。

「それでは、私は僧侶に致します。マオ様が傷をおったら私が回復させてあげるのです」

僧侶、味方を癒し回復させたり、邪気を払う職業である。

「いいじゃないか。その時は頼むぞシャルル」

僧侶は、パーティーに1人は必要と言うしな。

「それじゃあ、元魔王。あなたの番よ」

「おう。ここに手をかざせばいいんだな」

俺は、水晶に手をかざす。

再び、水晶が光だし俺を包み込む。

「終わったわ。これを受けとりなさい。」

リンファから、ステータスカードを受け取る。

「いいか、よく見てろ。人間となっても元魔王。レベル1でも、潜在能力が凄いことを証明してやる。さっきみたいに生意気な口は聞けなくなるからな」

リンファに自信満々に告げる。

「いいから、早くしなさい」

ステータスカードが光から表れてステータスが記される。


マオ・テンペスト

レベル1
MP〈Dランク100〉
物理攻撃〈Eランク5〉
物理防御〈Eランク10〉
魔法攻撃〈Dランク80〉
魔法防御〈Eランク10〉
器用〈Sランク800〉
運〈Sランク777〉

スキル
〈属性魔法〉
〈鍛冶〉
〈家事〉

「………いやぁー!」

嘘だろ?人間になっても、元魔王だよ?

「見せてもらったわ。元魔王様の実力を」

笑いを堪えている。リンファ

「スライムにすら、ステータス負けているわね。異常に器用と運だけは、高いわね」

納得がいかない。やってられないな。

「運と器用だけは、魔王の時と変わらないのが腹が立つ」

「で、スキルが属性魔法、鍛冶。ここまでは、いいわよくあるスキルだから、でも家事って」

家事スキルこれは、魔王の時に磨きあげたスキル。

あの、御方のご機嫌をとるために鍛え上げたスキルだ。

まさか、人間になっても家事スキルを習得しているとは

「おい。家事スキルは弄るなこれには、深い訳があるんだ」

落ち込む俺を見て、さすがにリンファも空気を読み。

「まぁ、いいわ。辛うじて魔法の適正もある。それにスキル属性魔法もあるわ」

属性魔法、火、水、風、雷、光、闇と様々な魔法を憶えることができる。

これは、ラッキーだ。

鍛冶スキルもその名の通りスキルで使える能力である。

この二つのスキルは魔王の時にはなく人間になって初めてのスキルだ。

だが、正直魔王の頃とステータスも、スキルも天と地の差だ。

それは、そうか、俺人間だもな。今、一番人間になって悲しくなっている。

「職業は、魔法使いが妥当だと思うわ」

リンファに魔法使いを勧められる。

「俺もそう、思うよ。もう、魔法使いでもなんでもいいよ。」

完全にいじけてしまったのだった。

こうして、俺は冒険者となった。

マオ・テンペスト

職業
魔法使い


「マオ様、元気を出して、今日の晩御飯はハンバーグにしましょう」

シャルルに慰められるのだった。








「それはそうと、リンファ・ペングラム貴様のステータスを教えろ!不公平だ!」

「いいでしょう、私の紹介も含め教えてあげましょう」


リンファ・ペングラム

アレクセイ・ペングラムを叔父に持ち、新たな勇者、レイナ・ペングラムとは、従姉妹同士で王族の血を継いでるわ。

ギルド【蒼天の義勇】のギルドマスターであり
レア職業【紅蓮の魔女】

異名は【紅蓮の覇王】そう、呼ばれてるわ。

年齢は21歳、赤色の髪のツインテールの美少女よ。

好きなものは、甘いものと可愛い女の子や綺麗な美少女。
狙った女の子は逃がさないわ。

せっかくだから、ステータスも教えてあげる。


ステータス

レベル85
MP〈Sランク850〉
物理攻撃〈Aランク〉
物理防御〈Aランク〉
魔法攻撃〈Sランク880〉
魔法防御〈Sランク860〉
器用〈Aランク450〉
運〈Aランク320〉

スキル
〈紅蓮〉
〈覇王〉
〈癒し〉
など、様々なスキルを、幾つも持っているわ。

まぁ、こんなものね。

一応、勇者王アレクセイの次に強いと呼ばれてるわ。

では、また会いましょう。




次回第6話~クエストと勇者~



















 
 

 
後書き

次回第6話~クエストと勇者~

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