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『Delusion』

作者:零那
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『YET』



いつでもズット傍で感じてた温もりは、いつ無くなったんだろう。

あなたと共にいた頃は怖いものなんて本当に何もなくて、でも守りたいものは確かに在った。

それなのに省みずなことばかりして困らせたね。あまりにも幼過ぎて思い出すのも情けない。

でもね、あの頃の僕達は幼かったからこそ深い絆で結ばれたんだよ。

思い出すまでもなく、いつでも今でも未だに此処に鮮明に在るまんま。
怖いくらい綺麗で、残酷なまでに真実の現実を見せつけてくれてるよ。

今日もまた馳せては反芻する。大切に大切に...いつまでも、未練がましくあの頃の僕達にしがみつく。


 
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