八条学園騒動記
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第五百五十五話 喫茶店での話の後でその八
「仕方ないけれど」
「お口に合わないなら」
「それでお店の中で喚き散らすことは」
「完全な営業妨害よね」
「これが多くのテレビ局や新聞社でそうだから」
「余計に酷いわね」
「いつもそう思うよ、本当にヤクザ屋さんとね」
即ち反社会勢力に所属している者達と、というのだ。
「変わらないよ」
「だから取材お断りのお店も多いのね」
「マスコミのね」
「暴力団員お断りとも書いていて」
そしてというのだ。
「それでなんだ」
「当然のことね」
「取材に来て暴れて滅茶苦茶な報道とか普通にするから」
「それじゃあ最初からね」
「入れない方がいいから」
店の中にというのだ。
「本当にね」
「まあ当然のことね」
「テレビはね」
ピーターはさらに言った。
「もうドラマかアニメか特撮か」
「その三つだけでいいのね」
「そう思うよ」
こうティンに話した。
「他はネットで充分だよ」
「そういうことね」
「うん、報道番組なんか」
特にというのだ。
「最悪だから」
「余計になのね」
「いらないよ」
「そう言われると私もね」
「そうしたテレビ番組観ないね」
「そうね、インターネットでね」
こちらでというのだ。
「いつもね」
「情報は集められるし」
「それもマスコミの変なフィルターが入っていてもチェック出来るから」
「いいのよね」
「本当にマスコミはね」
どうかとだ、ピーターは話した。
「いつも相手を自分達の思うままに動かそうとする」
「そう考えてるからなのね」
「出す情報にフィルターかけるのね」
「そうするからね」
「だからマスコミから情報を得るよりは」
「ネットの方がいいよ、しかしね」
ここでこうも言ったピーターだった。
「ここまで話して思ったけれど」
「どうしたの?」
「いや、マスコミっていつも自分達の思うままにって言ったよね」
「相手を動かそうとするって」
「その相手って読者だったり視聴者だったりするけれど」
「言うならお金払ってる人よね」
「そんな人達を自分達の思うままに動かそうとするとか」
その様に考え動いていること自体がというのだ。
「悪の組織だよね」
「そういえばそうよね」
「特撮にも出て来る」
「まさにね」
「けれど昔の悪の組織は」
それはというと。
「政府がそうだったんだよね」
「今政府で悪役って」
「中央政府と各国政府の言い合い?」
「連合だといつもそうね」
連合の政治では中央政府と各国政府の何処かの政府と対立しているのが常で各国政府同士の衝突もいつものことだ。
「だから連合で政府が悪とかね」
「そうした設定ってないんだよね」
「少なくとも連合の中ではね」
「だってお互いがお互いに言い合っても」
それでもというのだ。
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