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ポケットモンスタージェネシス"the world ”

作者:スズ
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第5話 いきなりの大ピンチ!!那須の体調は如何に?

「ヨルノズク!他のポケモンを呼んでくれるこの人を師匠のところまで運びたいんだ!!」




フォー!!



すぐさまにヨルノズクはわかったといったように反応しその場を離れた。


「ポケモンに頼んでよかったのか?」


「うん、ヨルノズクはここの名参謀だからね!!」



君たちも運が良いね!!ヨルノズクがいたんだから。



ヨルノズクが帰ってくる間に軽く事情を説明する。

少女の名前はエリというそうだ。



そして衝撃の事実が発覚する。




なんとこの場所は



「「「「「「「「船の上ーーーーー!!!!!」」」」」」」」




「うん。そうだよ!!ここは私の師匠であるポケモンマスターが保有する。通称”マスターズギャラクシー号”船だけでなく、飛行船になったり陸を移動できるようになったり要所要所変化する優れものなんだ。」


「移動式島兼別荘みたいな感じか。」


「そう!」


「なるほど、じゃあここに住んでるポケモンたちはみんなポケモンマスターの手持ちってわけか」



「うーんそれは違うかな?羽を休めに来た野生のポケモンとかゲットしているわけじゃないけどある事情で保護が必要になったポケモンとかすべてが手持ちというわけではないかな」


「なるほど!!」

年長組はどういう場所なのかを質問し回答を叩き込む。全員でパニックになっているわけにはいかないのだ。


5分もしないうちにヨルノズクが戻ってきた。大きな鳥ポケモンを連れて


「ピジョット、サーナイト連れてきてくれたの?ありがとう!!」



2人ともお願いね。



サナー


ピジョッ



エリがそういうとサーナイトとピジョットが元気よく鳴き声を上げた。



ピジョットが那須を乗せやすいように体制を低くしじっと待つ。


「行くよ!サーナイト、サイコキシネス!!」


サーナイトのサイコキシネスで那須の身体は静かに宙に浮き。ピジョットに乗せた


「いいよ。サーナイト!ピジョット。あまり揺れないように。でも少し早く飛んでくれる?できる?」


ピジョー


任せろと言わんばかりの鳴き声を上げ、慎重にかつ低空飛行で飛び始めた


「よし、私たちも走るよ」


そして、エリはスピードを上げて走り始めた。


「俺たちも急ごう!!」


「「「「「「   うん   」」」」」」


近前を走るエリを見失わないように後を追った。


______________________________________________




「那須先輩!大丈夫でしょうか。」

「茜。今は玲の生命力を信じよう。」

不安そうな日浦を熊谷が慰める。その声を後ろで聞きながら奈良坂も走っていた。


「しっかし、この船どのくらいの広さあるんだろう。かなりの広さがありそうだ」


「オサム大丈夫か?」

「あ、あぁ何とか・・・・な」


そういっている三雲だがかなりきつそうである。

「相変わらず、体力がない奴だ。」


「まぁ、そういってやるなヒュース。これでも入隊当初より体力ついてきたほうなんだ」

あきれ顔のヒュースに無表情でフォローをしているんだがないんだがわからないことを言う烏丸である。




列の中央部でそんなやり取りがされる中、最前列を走っていたエリは見覚えのありすぎる姿を前方に見つけた。その姿小さくしかし、ポケモンマスターのポケモンの中での絶対エースとも言われ、強すぎて通り名までつけられるようになったポケモンである。



エリのすぐ後ろを走っていた面々もゲーマーである半崎、国近、志岐はもとよりそこまでやっていたわけではない他のメンバーでもこのポケモンはよく知っていた。


「あれはピカチュウ!!」


声に出すより早くヨルノズクがスピードを上げ何やらピカチュウに訴えていた。


「ピカッ」

そうするとピカチュウはわかったと返事をするように声を上げると踵を返すように走っていってしまった。



一目散に



「「「「「「はや!!!!!!!!」」」」」」




このスピードにはエリとその場にいるポケモンたち以外は誰しもが驚いた。



そして、ポケモンのすごさを見せつけることができたエリは大層ご満悦である。




広大な敷地を通り抜けたそこに入口らしき扉を発見した。



「みんな!!あそこが入口だよ!!」


そしてそこで待っていたのは



『ようやく来たな』



「ルカリオ」



言葉を話すルカリオだった


「・・・・・人間の言葉しゃべってる」



固まっているのが分かっているのかいないのかルカリオは続ける


『ピカチュウから話は聞いている。ここに病人を乗せろ』

「ハッ!そうだった!!玲を早く休ませなきゃ」

サーナイトが再びサイコキシネスを使いストレッチャーに那須を乗せる。

『よし、エリ殿。この台をベットまで運んでくれ。サーナイトもベットに移動するときに頼む』

「わかった」
「サナー」
「あの、私も一緒に行ってもいいですか!?玲のそばにいたいんです。」
『・・・いいが、ぞろぞろと病人のところにはいけないが?』
「それなら、那須とかかわりが強い那須隊のメンバーについてもらった方がいいだろう」

東が的確にメンバーの選出を行う。その言葉を聞いた那須隊のメンバーはほっとしていた。

「それなら、奈良坂もそっちに行った方がいいんじゃね」
「え?」
「そういえばいとこだったな。」

5人になるが大丈夫か。

『まぁ、それなら大丈夫だろう。よし、今の人たちを連れて早く行ってくれ』

その言葉を聞きエリと熊谷達は走って向かっていった。


『よし、お前たちも早く中に入るぞ』

ルカリオに続いてほかのメンバーも中に入っていった。 
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