| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『毒蛇』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『正体』



何に怯え、何に溺れ、何と闘ってたんだろう。
常に感じてた此の深い黒の正体は何だろう。

不器用だとかって次元じゃないことは解ってる。
でも演じるしかなかった。

深く頷き、手を伸ばさなくても常に差し出してくれてる手が在った。

黙って解ってくれる人が1人居れば其れで立っていられた。
たとえ波に拐われそうでも捕まえてくれていた。

後ろ指ささない人は居ない。
そんな生き方をしてきた。
幼かった、仕方無かった、そんな言い訳はしない。

黒の正体は異常な僕自身だったのだろうか。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧