新ヘタリア学園
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第二百五十二話 若し人気がないと
第二百五十二話 若し人気がないと
イタリアは日本にローマ皇帝という職業についてお話しました。
「基本人気商売なんだよね」
「政治家だけあってですね」
「人気があったらいいけれど」
「なければ」
「消えるから」
文字通りにです。
「結構過酷なお仕事だったんだ」
「消えるというのが凄いですね」
「滅茶苦茶やるとね」
それでというのです。
「ティベレ川に放り込まれたりしてね」
「消されましたか」
「うん、そうだったんだ」
「あと軍や総督が叛乱を起こし」
やはり人気がないとです。
「そうなるからね」
「気が抜けないお仕事でしたね」
「この辺り本当に今の政治家と同じですね」
「そうだよね、あと疑われてもね」
カエサルさんがその代表です。
カエサルさんは皇帝ではないですがこの人も消えた人の一人です、そう考えるとまことに過酷なお仕事でした。
第二百五十二話 完
2020・1・15
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