八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百五十一話 幕末の料理その七
「面白い国だよね」
「それでっていうのね」
「同性愛にも寛容でね」
もっと言えば風俗もかなりのものでだ。
「恋愛に五月蠅いってイメージはね」
「ないのね」
「だから別にね」
「私がお付き合いしても」
「そうしてもね」
特にだ。
「違和感ないよ」
「そうなのね」
「だからね、今ラブポーンさんからお話を聞いても」
それでもだ。
「特にね」
「違和感なくなのね」
「思ってるよ」
「そうなのね」
「同性愛でも」
このケースでもだ、八条荘の娘達にはないけれどだ。
「別にね」
「違和感なく」
「ラブポーンさんのお国だからね」
「タイはね」
「実際に同性愛普通だよね」
「ニューハーフの国とかもね」
「言われてるよね」
八条学園にはタイから来た人も多い、それで実際にそうした人もいたりする。タイでは本当に多いらしい。
「だからね」
「同性愛についても」
「そうかなって思ったけれど」
「そう言われるとね」
「否定出来ないよね」
「ええ、私もね」
ラブポーンさん自身もというのだ。
「実際多いしね」
「タイは同性愛にね」
「それに男の娘にもね」
つまりニューハーフにもだ。
「寛容でね」
「この学園いもいるからね」
タイから来た子にだ。
「そうした子が」
「そういうのはいいのよ」
タイという国はだ。
「おおらかなのよ」
「そうしたお国柄だね」
「我が国はね、ただね」
「ただ?」
「駄目なこともあるから」
ラブポーンさんは僕にこのことは真面目に話した。
「底は注意してね」
「やっぱり何処でもタブーはあるよね」
「ええ、国王陛下をね」
この方をというのだ。
「馬鹿にしたらね」
「駄目だよね」
「特に前の陛下はね」
「ラーマ十世だね」
「本当に偉大な方だから」
それでというのだ。
「何があってもよ」
「馬鹿にしたらいけないよね」
「それでね」
「それで?」
「王族の方々もよ」
王様だけでなくというのだ。
「絶対にね」
「馬鹿にしたらいけないんだね」
「もう何があっても」
「それだけはいけないんだね」
「そう、他の国の人がそうしても」
「タイの人達は怒るんだね」
「滅多に怒らないわよ」
タイ人はというのだ。
「けれどね」
「それだけは」
「そう、しないでね」
それでというのだ。
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