八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十五話 カップルの来店その十二
「そんなこと言わないから」
「シャーマンさんはそう思うね、まあね」
「誰だって思うでしょ」
「北朝鮮は有名だから」
一体どんな国かだ。
「絶対にあの国には生まれたくない」
「私アメリカに生まれて幸せよ」
「そう思えるよね」
「確かに色々問題あるけれど」
それでもというのだ。
「北朝鮮と比べたらね」
「流石にだよね」
「天国だから」
その域だというのだ。
「あそこは地獄でね」
「そこまで離れてるよね」
「あんな国に生まれたら」
それこそというのだ。
「もう終わりよ」
「文字通りにね」
「あそこはね」
本当にだ。
「これ以上はない位に酷い国よ」
「それでそんな国が好きな人がね」
「日本にはいるのね」
「それでテレビとか新聞で言うんだ」
「確かにおかしいわね」
「だからテレビも新聞もね」
所謂マスメディアというものはだ。
「日本では今は信用されなくなってるよ」
「おかしなことばかり言う人が多いから」
「間違った地図なんて」
それこそだ。
「害にしかならないからね」
「そんな地図使ったら道に迷うから」
「そうなるから。海上自衛隊なんて」
言わずと知れた日本の海を守る組織だ、何故か北朝鮮を好きな人達は自衛隊も嫌いだ。じゃああの変な行進をする軍隊はいいのだろうか。
「海図いつも最新のものだから」
「そう変えてるのね」
「さもないと事故にもなるから」
「ああ、島とか潮の流れとか」
「そういうのがあるからね」
「だからなのね」
「海図はいつも最新らしいよ」
日本は東京湾に瀬戸内海それに高知の南や日本海にと海の難所が多い、海上自衛隊は帝国海軍の頃からそうした難所をホームグラウンドにしてきたのだ。
だからこそだ、海図はいつもというのだ。
「さもないと事故の元だから」
「それじゃあ変なこと言う人は」
「すぐにわかってね」
その発言のおかしさがだ。
「それを批判されて」
「それでよね」
「見向きされなくなるよ」
「そうしたものよね」
「常識でわかるから」
僕はまたこうしたことを言った。
「北朝鮮がおかしな国だって」
「それこそね」
「そう、だからね」
「そんな国を支持してると」
「すぐにおかしな人だってね」
「皆わかるわね」
「というか今じゃわかるけれど」
そうしたことがだ。
「昔はあの国について知られてなくて」
「まさかと思うけれど」
「あの国がおかしな国だってことも」
このことすらだ。
「わからなかったみたいだよ」
「そうなのね」
「これもテレビや新聞のせいでね」
かつては共産主義シンパの人がそうした場所を悪く言うと牛耳っていた、所謂進歩的知識人という人だ。
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