八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十四話 ガジュマルの木の傍でその七
「殺人鬼に殺されたり惨殺された人のね」
「幽霊が出るのね」
「そんなお話があるしね」
「怨霊もなのね」
「妖怪とか比べものにならない位にね」
「怖いわよね」
「逆に妖怪だとユーモラスなんだよ」
これがだ。
「けれど怨霊はね」
「そのユーモラスのもなくて」
「もうひたすら怖い」
「羆嵐みたいに」
「そんな風で」
それでだ。
「こっちの方がだね」
「そうよね」
「幸いこの学園にはないけれど」
怨霊の話はだ。
「何でもこの学園は学園自体が結界になっていて」
「それでなのね」
「怨霊とか悪い妖怪はね」
「入られないのね」
「それで存在することもね」
学園の中で生まれてもだ。
「ないんだよ」
「そうなのね」
「若し出たら」
その時はだ。
「大変なことになるからね」
「そうよね」
「怨霊は特にね」
「キジムナーはいられるけれど」
「コロボックルもね」
「どっちの妖怪もあれよ」
美沙さんは僕に話してくれた。
「これといって悪い妖怪じゃないじゃない」
「そうだよね」
「だからね」
「この中にもいられるね」
「え、もう羆嵐は」
美沙さんはまたこの話をした。
「善悪抜きにね」
「人に物凄い損害与えるからね」
「自然現象にしても」
災害、それと考えてもというのだ。
「もう何人も死んでるから」
「とんでもないことだね」
「この学園に妖怪としていたら」
「もう誰も学園にいられないね」
「差異が言って善悪じゃないわよね」
「起こるものでね」
防ぐこと、避けることは出来るけれどだ。
「もうそういうのとはね」
「別の存在よね」
「だからね」
もう災害についてはだ。
「善悪とかね」
「抜きにして考えないといけないわね」
「そうなんだよね」
「北海道も災害あるしね」
「地震も水害もね」
「たまに台風も苦しね」
「台風は少ないけれど」
北海道までくる台風はだ。
「それでも来るものは来るわよ」
「そうだよね」
「それにさっき挙げたけれど地震ね」
美沙さんはこちらの話もした。
「もうこれは日本にいたら」
「何処でもあるよね」
「はっきり言えば台風もだけれど」
またこちらの話もしてきた。
「この二つは日本にいるとね」
「避けられないよね」
「地震、雷、火事、台風は」
親父ではなく台風だった、正直DV親父は人間の屑だから問題外としてよく怒る人よりも台風の方が怖いに決まっている。
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