ドラクエ10の小説
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エテーネ村の話その3
[育みの大地]
さてと、とっとといしずえの森に行かんと。俺はいしずえの森へ走っていた。魔物もいるのだが、ほとんど俺から逃げている。まあ、いつもはここら辺で修行してるしな。なーっはっはっはっ.......っと着いたか
[いしずえの森 入り口]
さてと、着いたな。このいしずえの森は良くリンが来る場所だ。それとここには文字が書かれた岩がいくつもあるんだよ。入り口から少し進んだところにある岩もその一つだ。そこにはこう書かれている『神より与えられたこの広い世界で、我らは姿の異なる仲間たちと力を合わせ、支え合い共に暮らして行くと誓った。その誓いが永遠であるよう願いを込めて、世界の中心であるこの場所に愛すべき仲間たちの姿を残す』とな。つまりこの世界は広く、そこには様々な姿の人々が暮らしているんだと思うぜ。さてと、リンは.....いたいた。
リン「これと、これも入れて.........蓋を閉めて.......。よーし.......。今度こそすっごいのが出来ちゃうよ。きっと......」
まーた何か錬金するんだな。よし、見守ろう。
[数分後]
おっと、出来たようだ......って何じゃあ!?あのダセェ帽子は。一体何をぶち込めばあれが出来るんだ.......いや気にせんとこう、気にしたら負けだと思う。
リン「やったあっ!なんかすっごいのが出来たよ〜!」
カズマ「おい、リン。何が出来たんだ?」
リン「あれっお兄ちゃん?いいところに来たね〜!これ........お兄ちゃんにプレゼントなの!きっと似合うと思うな!」
カズマ「ちょっ、リン!」
俺は帽子を無理やり渡された。帰ったら家に飾っとこう。
リン「で、お兄ちゃんはこんな所まで来て何の用事?」
カズマ「っとそうだった。 実はな、アバ様がお前を呼んでいたんだよ」
リン「え!?アバ様が...!?うふふふふふふふふ.......。それって、遂にアバ様が私の錬金術を頼りにする日が来たってこと〜!?」
いや、それはない、絶対に
リン「さあ、お兄ちゃん!アバ様の所へ連れてって〜!」
リンが仲間になった。
カズマ「さあ、帰るぞ」
リン「うん!」
俺とリンは村へ戻り、アバ様の所へ向かった。途中家に帰って、あの帽子を飾って、リンの錬金箱を置いたけどな。リンはショックを受けてたが。
[アバの屋敷]
カズマ「リン連れてきたぜー」
リン「どうもーシンイ様」
シンイ「お帰りなさいカズマさん。 無事、リンさんを連れてきたようですね」
カズマ「ああ」
俺は、アバ様の部屋に入ろうとする
シンイ「待ってくださいカズマさん。私が起こしますよ。寝起きのおばあさまは機嫌が悪いので.......」
そして、シンイは部屋に入った
シンイ「失礼しますおばあさま。カズマさんがリンさんを、連れていらっしゃいましたよ」
アバ「とおッ!」
俺とリンも入ったが、そこで目に入ったのは、激しい運動をしているアバ様だった
シンイ「お、おざあさま......?お元気そう......ですね?」
いやいやいや、元気過ぎるだろ
アバ「うむ!快眠じゃ!!お陰で寝覚めも良かった。なかなか良い枕じゃったぞい」
シンイ「あ......ありがとうございます!」
リン「今のアバ様凄かったねーお兄ちゃん」
カズマ「あんなアバ様を見るの、俺初めてだ......」
アバ「よし、みんなそろったな。ではシンイ!村の者達を集めよ!これよりカメ様のお告げを皆に伝える!お前達も呼んでこい」
三人「はいっ!」
俺とリンとシンイは、村の人達全員を呼んだ。そして、アバ様の話が始まった
アバ「エテーネの民達よ!心して聞くが良い!わしはカメ様からのお告げをたまわる巫女として、託されたお告げをありのままに伝える!まもなく、このエテーネの村は........大いなる厄災に見舞われ滅びる!エテーネの民は一人残らず死に絶えるじゃろう!」
はぁ!?死に絶えるだと!?俺らエテーネの民がなんか目を付けられるような事したか?
「そ.......そんな......。」
「な........何なんですか、そのお告げは........。カメ様は私達を見捨てるのですか!?」
みんなザワザワしている。そりゃそうだ
アバ「静まれい!お告げにはまだ続きがある.......。エテーネの民は死に絶えるだろう.......だが光明が残されていないわけではない!北の清き水の洞窟に咲く、伝説の霊草「テンスの花」があれば、滅びの運命から逃れられる........という事じゃ!」
「おお.......良かった」
「でもテンスの花なんて聞いたことないわ」
アバ「さよう。テンスの花は我らが一度も足を踏み入れたことのない秘境に咲く。ゆえに誰が取りに行くかはわしが決める!テンスの花を採りに行くのはわしの孫シンイとカズマ!そして......リン!この三名じゃ」
やっぱ俺も行くのか。ま、俺はこの村じゃ一番実力があるしな
アバ「大いなる厄災は、そこまで迫っておる!だがわしも力を尽くす!このわしが、カメ様と共にエテーネの村を守り切ってみせるわ!」
「おおおっさすがアバ様だ!」
「良かった....安心していいんだねえ」
「げっ........あ....あそこ.......!」
カズマ「むっ!」
魔物「ピギャー!」
そこには魔物がいた。嘘だろ!?ここは結界で守られてるはずなのに......
「魔物が.....魔物が村に入ってきた......!」
アバ「なん.....じゃと.....?」
俺は大剣を抜く構えを取る
カズマ「みんな!下がってろ!」
俺はそのまま魔物に向かって走った。そして
カズマ「ぜぇや!」
勢いよくジャンプして、魔物を切り裂いた
魔物「ピギャ.........」
俺は大剣を鞘に収めた
カズマ「ふぅ......」
アバ「何故.....魔物が入ってきた....。魔物達の目から村を隠すわしの結界はどうした......?」
そう言ってアバ様は屋敷へと戻った
「俺達、どうなっちまうんだ?アバ様は大丈夫だって言ってたけど、お告げ通り滅びてしまうんじゃ.......」
「そうだよ。アバ様の結界が破られるなんて.......」
またザワザワし始めた
シンイ「皆さん落ち着いてください!すぐに私達がテンスの花を採ってきます!」
カズマ「そうだぜ!俺達に任せろ!絶対に滅ぼさせたりなんかはしない!」
リン「そうと決まれば!行きましょ!お兄ちゃん、シンイ様!」
シンイ「はい!.....っと言いたいところですが、まずは準備しましょう。清き水の洞窟ははるか遠い北にありますからね。場所は村の入り口にしましょう」
カズマ「おう!」
リン「分かりました!」
シンイ「では皆さん解散!」
そして、村の人達は解散した。俺とリンも家に戻った。
[カズマとリンの家]
俺は今、防具を着ている。後は皮の帽子を被ってっと。よし!
カズマ「リン!薬草とかの詰め込みは終わったか?」
リン「終わったよーお兄ちゃんは?」
カズマ「こっちも準備OKだ!」
俺は、外に出た
リン「はい!お兄ちゃんの分」
リンは袋を俺に渡した。俺は袋を腰のベルトに括り付ける。そして、俺とリンは村の入り口に向かった
カズマ「シンイ!待たせたな」
リン「ごめーんシンイ様」
シンイ「いえいえ、良いんですよ。さあ!早くテンスの花を採りに行きましょう!」
カズマ「おう!」
リン「ええ!」
そして、俺達は出発した
後書き
カズマの装備
武器 青銅の大剣
防具 皮シリーズ
リンの見た目と装備
髪型 タイプ9の茶髪
顔 タイプ2の青目
武器 ピンスティック
防具 エテーネシリーズ
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