八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百三十九話 二重唱その八
「顔立ちも何か」
「似てるのね」
「横紙破りで人の言うことも聞かないし」
「洒落にならない人ね」
「その人がどうも死んで」
何を思ったのかいきなりミャンマーまで行って行方不明になった。
「その頃に生まれて」
「プロデュ―サーさんになって」
「そこでも同じ様なことやったんです」
その軍人さんとだ。
「もう予算もスケジュールも無視して番組を」
「制作していたの」
「もうあらゆることに口を出して」
現場にもしょっちゅう出て脚本を赤ペンで訂正だらけにしてだ。
「そこからです」
「似てるって言われていて」
「その軍人さんの生まれ変わりとね」
「言われていたんです」
「困った人みたいね」
「もう滅茶苦茶困った人で」
特撮ファンの一部では伝説になっているらしい。
「特にお金も時間も」
「無視していたの」
「プロデューサーなのに」
そうしたことを一番注意する人なのにだ。
「それでそう言われたんです」
「物凄いトラブルメーカーだったのね」
「はい、こうした人を見ても」
「生まれ変わりってあるわよね」
「そうですね、インド人は気付いていて」
「それを教えていたのね」
「そうですね、それでインドの映画とかだと」
僕はこちらに話を戻した。
「歌って踊るんですね」
「仏様でもね」
「それが独特ですね」
「あの国は他の国とは違うから」
それこそインド以外の国とはだ。
「だからね」
「そうしたこともありますね」
「インド文明というけれど」
そのはじまりはインダスからある。
「映画もね」
「独特で」
「歌と踊りが普通に入るのよ、あとストーリーもね」
創作でかなり重要なこちらはというと。
「先回りしろって言った悪役が出ないのよ」
「そこから」
「そう、存在が忘れられて」
そのうえでだ。
「映画が終わるまでね」
「出ないんですね」
「そんなこともあるから」
「週刊少年ジャンプの漫画みたいに」
こちらはもう成り行きでどうにでもなる、もうストーリーの破綻よりも人気が出るかどうかだけの様な気がする。
「凄いですね」
「インド映画はそうなのよ」
「ストーリーはですか」
「時として無視されるの」
「凄いですね」
「それでも歌と音楽はね」
この二つはというのだ。
「絶対にあるのよ」
「その二つがないと駄目なんですね」
「ここぞっていう時にね、けれど歌劇かっていうと」
それはというと。
「また違うのよ」
「ミュージカルですか」
「半分ね。まあ急に出て来た見も知りもしない人達と一緒に歌って踊って」
屋敷や森の中でも踊るから本当に凄い。
「何もなかったみたいにね」
「歌とか踊りが終わって」
「またストーリーがはじまるから」
「歌劇とはですね」
「また違った表現よ」
「本当に他の国にはないですね」
「インドだけだから、テレビのドラマでも」
映画だけでなくだ。
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