ドラクエ10の小説
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エテーネ村の話その1
ここは、レンダーシアの中心にある島にある村エテーネ村。この村は長老であるアバの結界によって、魔物に襲われずにいた。.......あの日までは
カズマ「ぐー.....ぐー.......アバ様......なんで俺だけ......」
この青年の名はカズマ。エテーネ村の戦士である。
その時ドカーン!と何かが爆発した音がした。
カズマ「!?」
カズマはその衝撃で目が覚めたのだった
【一馬視点】
なんだなんだ、今の爆発は。せっかくいいところで目が覚めちまった。俺が見た夢は、妹のリンがアバ様と一緒にカメ様に乗っていたんだ。リンが俺を乗せようとしたのだが、アバ様に
止められた。なんでかって質問すると、オレはそこで目が覚めた。しっかしこの爆発....まさかリン奴め....
タララ「リンーーーー!!!」
タララさんの声がよく聞こえる。親父とお袋が行方不明になってから、あのひとが親代わりみたいなもんだ。ま、俺とリンの二人暮らしだけどな
クララ「やっぱりダメだったじゃないか!どうしてくれるんだい!!」
リン「え〜ん.......ごめんなさい〜!!」
タララ「ああぁ......今年最後のハツラツ豆がぁ.......」
あの馬鹿が!ハツラツ豆はアバ様の大好物の豆だ。それをダメにするとは.....あいつめ.........
タララ「まったく!リンは逃げ足だけは速いんだから。カズマ!カズマ!いないのかい?」
カズマ「あ、おはようクララさん」
タララ「おや、まだ寝てたのかい?あんたにしちゃ珍しいね」
俺がまだ寝てたのがそんなに珍しいのか?まぁいい。あ!そうだ夢の事を話してみよう
カズマ「あークララさん?実は俺、変な夢を見ましてね。リンとアバ様がカメ様に乗ってる夢を見たんですよ」
タララ「いやだよ。そんなことあるはずがないじゃないか」
だろうね。カメ様は普段眠ってるからね
タララ「そうだ!それより聞いておくれよ!そのリンがね!」
カズマ「あいつ、またなんかやらかしたんでしょ?」
タララ「そうなんだよ。錬金術でハツラツ豆を10倍に増やすって言ったのに失敗して、全部灰にしちゃったんだよ!」
タララさんは、さっきまでハツラツ豆だったであろう灰を見せてくれた
カズマ「あちゃー......」
タララ「今年最後のハツラツ豆を.......。アバ様がとーっても楽しみにしていらっしゃったのに酷いだろ?あんたの妹の失敗なんだから、代わりにアバ様に謝ってきておくれ。」
カズマ「はいー」
そう言ってタララさんは帰っていった。さてと、行きますか。そして、俺は飯を作って食って家の外へと出た。
カズマ「さてと、行きますか」
俺はアバ様の家に向かった。
[アバの家]
カズマ「失礼しまっす、アバ様いますか?」
イオリ「あら、こんにちはカズマさん」
この村のシスターであるイオリさんだ
カズマ「こんにちはイオリさん。ところでアバ様は.......」
イオリ「アバ様でしたら、今部屋で眠っておられるので会えませんよ。もしご用が大ありでしたら、シンイ様が、相談に乗ってくださると思いますわ」
カズマ「分かりました」
俺はシンイいる部屋へ向かった
カズマ「おい!シンイ!」
シンイ「そんなに叫ばなくても聞こえてますよ、カズマさん。イオリさんとの会話少し聞きましたが、もしかして何かお困りですか?」
カズマ「ああ実は、アバ様に謝りに来たんだ」
シンイ「え?おばあさま様に謝りに来た?」
カズマ「そうなんだよ。実はな.......」
俺は、シンイにリンがハツラツ豆を台無しにしたことを話した。
カズマ「って事だ」
シンイ「なるほど........事情は分かりました。大丈夫。悪気があってやったわけではないのですから、おばあさまも許してくださいますよ。ただおばあさまは近頃、すっかり塞ぎ込んで、お部屋に閉じこもっていらっしゃるのです」
カズマ「なるほどね....」
シンイ「そうだ。せっかく謝りに来たのなら、代わりにと言っては何ですが、お願いがあります」
カズマ「何だ?」
シンイ「おばあさまのために、ふかふかの籾殻と、干し毒消し草を集めて来てはくれませんか?」
カズマ「おう、任せとけ」
シンイ「ありがとうございます!村の人に聞けばどちらもすぐに手に入ると思います」
カズマ「んじゃ、行ってくるぜ」
シンイ「行ってらっしゃいカズマさん。頼みましたよ!」
カズマ「おう!」
俺はアバ様の家を後にした
後書き
カズマ(人間)の容姿
髪型 タイプ7の黒髪
顔 タイプ2の黒目
身長 大きい
エテーネ村の青年で、アーヴとエムリヤの息子でリンの兄である。昔から特訓はしており、今では両手剣を得意としてる(片手剣も得意)
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