八条学園騒動記
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第五百二十話 クソゲーコーナーその五
「それでね」
「わかるのね」
「あそこは専門だから」
プラモデルのというのだ。
「実際にボトルシップ造る人がいてもね」
「おかしくないのね」
「ああしたことって凝る人は」
「本当に凝るから」
「趣味はね」
「だからなのね」
「うん、凄いから」
その知識もというのだ。
「わかるよ」
「そうなのね」
「プラモ部の人達あそこにも出入りしてるでしょうし」
「その別店もなの」
「だからね、若し興味があるなら」
「プラモ部に行けばいいのね」
「うん、ただね」
ジミーはここでパレアナにこうも話した。
「あそこは男子ばかりだから」
「女の子いないの」
「プラモってどうしてもね」
この趣味はというのだ。
「男の子の趣味だから」
「ああ、女の子が人形で」
「実際人形部女の子ばかりよね」
「もう部員の子全員がね」
それこそとだ、パレアナも話した。
「女の子よ、ぬいぐるみ部もね」
「どっちも女の子の趣味で」
「それでね」
人形部もぬいぐるみ部もというのだ。
「どちらもね」
「女の子ばかりだね、それでね」
「プラモ部は男の子ばかりなの」
「それでラジコン部も」
この部活もというのだ。
「そうだよ、だからね」
「あたしが入るには」
「ちょっと抵抗があるかもね」
「お話を聞くだけでもなのね」
「アニメ研究会はどちらの子もいるけれど」
男子も女子もというのだ。
「それでもね」
「プラモ部については」
「男子ばかりだから」
このことをだ、ジミーはパレアナにあらためて話した。
「そこはわかっておいてね」
「実際にお話を聞いても」
「あと作業中は静かだから」
「造ってる時はね」
「これは人形でもそうだよね」
「ぬいぐるみでもね」
「ラジコンもそうで」
こちらもというのだ。
「造ってるときは黙々としていて」
「何もね」
そうしたことはというのだ。
「ないんだよね」
「もうプラモデルとか造るのに集中していて」
「それでね、ただ造るだけじゃなくて」
それに止まらずというのだ。
「カラーリングもあるし」
「ああ、色を塗るのね」
「プラモデルにね」
「そちらにも夢中になって」
「それでね」
そうなってというのだ。
「もうね」
「それでずっとってなって」
「完成するまでは」
本当にそれまではというのだ。
「ずっとだよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
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