ヘタリア学園
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第七千八百五十話 今言っても今言わなくても
第七千八百五十話 今言っても今言わなくても
オーストリアさんはハンガリーにこうも注目しました。
「今の彼はG20で頭が一杯です」
「ああ、メンバーですね」
「特に上司の人達は」
オーストリアさんから見ても凄い上司の人達です。
「日本との会談のことで頭が一杯で」
「それで、ですか」
「貴女が言ってもです」
「耳にですね」
「入らないです」
「だから言っても無駄ですか」
「はい、そして今言わなくても」
後で言ってもというのです。
「彼、そして上司の人は私達の存在をほぼ知らないので」
「そういえば欧州のこと何も言わないですね」
「日本や北朝鮮のことばかりですね」
「あとアメリカさんや中国さんのことで」
「ですから言ってもです」
欧州の国々がです。
「誰なんだぜで終わりです」
「上司の人もですね」
だからこそラトビアをバルト三国ではなくバルカン諸国と言ったのでしょうか、かくしてハンガリオーはとりあえず銅像が建てられたら撤去しようと決意するだけにしました。
第七千八百五十話 完
2019・6・27
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