ゼロの使い魔×ポケットモンスター ネタ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
『ルイズが召喚したのが、アーボだったら?』
前書き
今回は、アーボ(→アーボック)。
怪我表現と、ワルド死亡表現有り。
注意。
ヘビ。
一言で言えば、それだけだ。
紫色の体に、尻尾の先端が黄色っぽく、数珠が繋がっているような感じの形になっている。目も黄色っぽく、縦筋のような瞳部分がある。
大きさは、2メートルとかなり大きく、ルイズがコントラクトサーヴァントの儀式のために近寄ると瞬時に反応して巻き付いてきて締め上げられた。コルベールの助けもあり、なんとかコントラクトサーヴァントの儀式を終えた。しかし、肋骨が折れた。
肋骨折られた痛みに耐えながら、ルイズは、怒りから、ルーンを刻まれる痛みにのたうつヘビを睨み持っていたムチを振り上げたが……。
ガブリ。
今度は、噛まれた。そして駆け巡る毒。ルイズは、ついに倒れた。
次に目を覚ましたら、保健室だった。
コルベールがだいじょうぶかね?っと聞いてきたので、毒の後遺症で熱に浮かされているルイズは、力無く返事をした。
ふと見ると、ベットの端に、あのヘビが頭を乗せてこちらを見ていた。
コルベールがおめでとうと言い、コントラクトサーヴァントの儀式が無事終わったことを告げた。
ルイズが歩けば、後ろをニョロニョロとついてくる。ルーンの従属性は、十分に働いているようだ。
肋骨を折られたのと、毒を貰った恨みから、ルイズは、ヘビに今日はご飯抜き!っと命じた。
ルイズが授業に出たとき、悲鳴が聞こえた。キュルケだった。
見ると、あのヘビがキュルケの使いまであるサラマンダーを頭から体の半分くらいまで飲み込んでいた。
授業は中断。大慌てで吐き出すよう命じて、吐き出された胃液まみれのサラマンダーがピクピクと痙攣していた。ルイズ達は知らないことだが、虎サイズのサラマンダーが抵抗できず食われかけたのは、ヘビ睨みという麻痺の技によるものだった。
餌はちゃんとあげてよね!っとキュルケや、授業の先生にも怒られ、ルイズは、ひとまず肉食の使い魔用の餌である生き餌のネズミをあげた。そのおかげで、他の使い魔を襲うことはなくなった。とんだ迷惑使い魔だわ…っと、ルイズは頭を抱えた。
そんな時、アーボ!っという驚いた声が聞こえたので見ると、一人のメイドがルイズの使い魔を見て洗濯籠を落としていた。
捕まえて聞くと、シエスタというメイドの故郷の近隣の森の草むらなどに生息する、毒蛇だそうだ。
成長する特性があり、アーボックという倍以上の大きなヘビになるそうだ。
アーボも噛んでくるから危険だが、アーボックはそれ以上に危険だという。
理由を聞くと、非常に執念深くて、一度狙った獲物をどこまでも追って来ると言われているそうだ。曾祖父時代に遡るが、それくらい昔に、タルブ村に来た遠い国から来たとある貴族がうっかりアーボックの尻尾を踏んでしまい、遠い国に帰ってからも追われ続け、最後に食べられたという話があるそうだ。
いやいや、それはさすがに言い過ぎだとルイズが冗談だと思って笑った。
その後、ギーシュとの決闘、土くれのフーケの盗難事件を経て、アーボは、アーボックへと進化した。
そして、アルビオンで共に密命を受けて護衛として来ていたワルドが実は裏切り者であり、ウェールズを殺し、従わなかったルイズをも殺そうとした。
アーボックのヘビ睨みからの、噛みつきを受けて毒を受け、ワルドは命からがら逃げていったが、アーボックは倒れているルイズを残してワルドを追っていってしまった。
タルブ村での上陸戦で再び相まみえることになったワルドは、風竜に乗っていたが、別の風竜から飛び降りてきたアーボックがワルドの後ろに飛び乗りワルドの首に噛みつき、今度こそ息の根を止めたのだった。
その執念深さは、タルブ村だけにとどまらず、トリステイン中に広まり、アーボックに睨まれたら絶対逃げられないという教訓が語り継がれることになる。
後書き
アーボックの執念深いという説明文を前面に出してみた。
野生の大型の大蛇は、木の上から飛び降りてくるらしいので、アーボックは、風竜から飛び降りてきたという表現にしてみた。
もっと、追い回してもよかったかな? でも、これ以上広げられなかったんです。
ページ上へ戻る