仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百七十一話 ヴァリアントその四
「ですから」
「そうだよね」
「ですが」
それでもとだ、津上はさらに話した。
「出て来てみると」
「それでもだね」
「はい、スサノオが出て来て」
それでというのだ。
「自分とアンノウン達のことを話したんで」
「全部わかったんだね」
「そうです、ですが」
「ですが?」
「いや、最初は信じられませんでした」
スサノオが話したことがというのだ。
「何なのかって」
「当然だな」
蘆原は津上の言葉に腕を組み冷静な声で答えた。
「そのことは」
「はい、嘘なのかって思いました」
「俺もそうだった、自分に何が起こったか」
「わかりませんでしたか」
「今は信じられてわかるがな」
「そうだったんですね」
「俺はな、そして君達はか」
「本当にいきなりスサノオが出て来たんで」
「アンノウンと何度目かの戦闘の後でだよね」
今度は氷川がハヤトに尋ねた。
「その後で」
「俺達の前に確かショッカー首領の姿で」
この姿でというのだ。
「出て来て」
「言ってきた」
「そうでした、そして皆さんのことも話して」
「こちらの世界を行き来する門のこともだね」
「言ってきました」
そうだったというのだ。
「そしてです」
「君はその門でこの世界に来て」
「すぐ傍に警察、警視庁の建物があったんで」
「そこに仮面ライダーがいると聞いていたね」
「そちらにもと」
スサノオに言われていたというのだ。
「それで来ました」
「そうだったね」
「そこで私と会った」
北條はコーヒーカップを前に冷静に述べた。
「そうでしたね」
「はい、そうでした」
実際にというのだ。
「丁度警視庁に入ったところで」
「運命の導きですね、ですが」
北條はハヤトのその言葉を聞いて今度はこう言った。
「それも全てです」
「スサノオがですか」
「思っていたことでそうなるとです」
「最初からですか」
「わかっていたのでしょう、ですから」
「警視庁にですね」
「はい、その傍に出られる様に門を置いたのです」
そうだったというのだ。
「スサノオのいつものやり方です」
「いつもなんですか」
「そうです、そして」
北條はさらに話した。
「私と会い今こうしてです」
「皆さんともですね」
「お話しています」
「そうでしたか」
「そしてです」
北條はハヤトにさらに話した。
「これから私達もです」
「俺達の世界に来てくれるんですか」
「スサノオは連れて来る様に言っていましたね」
「はい」
その通りだとだ、ハヤトは北條に答えた。
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