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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその十二

「アルティメットフォームにはね」
「ならなくていいね」
「あれはやっぱりね」
 切り札、だからだというのだ。
「まだ早いから」
「だからこそ」
「ならなくていいから」
「そうして戦っていって」
「うん、勝とう」
 この戦いにというのだ、そして実際にだった。
 クウガは彼が思うままに仲間達と共に戦った、棒を出して弓矢を出して時にはマシンを呼んで敵に突っこませて。
 中島や芥川、太宰と共に戦った。その中でも。
 雨は降り続いていた、晶子はその雨の中で眉を顰めさせていた。
「雨の中での戦いはね」
「はい、それだけでですよね」
「体力を消耗するよ」
 だからだというのだ。
「辛いんだよ」
「そうですよね」
「だからね」
 それでとだ、晶子はナオミにさらに話した。
「この戦いはそれが問題だけれど」
「ビルは確保している」
 福沢がここで話した、今は休憩で後方に下がっているのだ。
「休息の時はだ」
「そこに入ってですね」
「皆休め、食事もだ」
 それもというのだ。
「そこで摂るといい」
「そうしてですね」
「休んでだ」 
 そのうえでというのだ。
「雨の中でもな」
「体力をですね」
「回復させることだ」
 そうせよとだ、福沢は告げた。
「雨はそれだけでだ」
「身体を濡らして」
「体力を奪う」
 それで体温を下げてというのだ。
「そうなるからな」
「後方に下がれば」
「体力を回復させろ、そしてだ」
 ここでだ、福沢は。
 防水スプレーを出してだ、こうも言った。
「服にはだ」
「それをかけて」
「戦うといい」
「水を防ぎますか」
「これだけでもかなり違う」
 それ故にというのだ。
「ここはだ」
「雨への対策も行いつつ」
「戦うことだ」
「わかりました」
 晶子は福沢の言葉に頷いてだ、そうしてだった。
 実際に後方に下がってきて休憩に入った戦闘要員には防水スプレーを渡した、そのうえで戦場に戻らせた。
 梶井は自身の檸檬爆弾をグロンギ達に向かって何発も放つ、そうしてその爆発で彼等を吹き飛ばしつつ言った。
「こうしてだよ」
「敵を吹き飛ばしてだな」
「戦うのがいいんだよ」
 芥川に笑って答えた。
「大勢を相手にするにはね」
「そうだな、それはだ」
「芥川君も同じだね」
「こうしてだ」
 芥川の目が赤く光った、そしてだった。
 異能力羅生門を出してだ、多くのグロンギ達を串刺しにしてから述べた。
「まとめて倒していく」
「そうそう、敵が多いならね」
「一度に何体も倒す」
「そうしていけばいいね」
「その通りだ、敵はだ」
 それが多くともというのだ。 
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