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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその五

「確実に」
「ではだね」
「これからも訓練を受けてだ」
「ここにいる全員とだね」
「連携を深めていき」
 そしてと言うのだった。
「やそがれ自身もだ」
「今以上にだね」
「遥かに強くなる」
 まさにと言うのだった。
「そうなってみせる」
「答えは出ているね、なら」
「その答えに向かうまで、そして人虎」
 芥川は今度は中島に顔を向けて彼に話した。
「貴様ともだ」
「一緒に」
「組織のあの男と戦った時に様にだ」
 フィッツジェラルドとの戦いを思い出しつつだ、芥川は中島に話すのだった。
「いいな、戦うぞ」
「グロンギともね」
「奴等は我々を区別しない」
 武装探偵社だのポートマフィアだのというのだ。
「無差別に狙って来る、ならだ」
「だからこそ今僕達は一緒にいるしね」
 共通の敵、それを持っているからだ。
「本当に組織と戦った時と同じだね」
「むしろ状況はあの時より悪いね」
 江戸川がここで中島に告げた。
「それも遥かに」
「グロンギは組織よりも強いですか」
「この連中殺人特化だよ」
 グロンギ達のファイルを詠みつつだ、江戸川は話した。
「もうそれこそね」
「殺人を行う為に生きている種族で」
「彼等が言うゲゲルを行う為にね」
「特化していますか」
「そうした種族だからね、これまでは十体が限度だったけれど」
「これからは」
「何百、何千と出るんだよ」
 そうなるからだというのだ。
「どう考えてもね」
「あの三つ巴の戦いの時よりも」
「遥かに厳しいよ」
 今は武装探偵社とポートマフィアがカメンライダーを軸として共闘している状況になっているがそれでもというのだ。
「だから僕達もね」
「今以上にですか」
「個々が強くなって」
 そしてというのだ。
「連携も深めてね」
「一つになって戦わないとですか」
「とても勝てないよ」
「そうですか」
「だから君達はどんどん訓練をして」
 戦闘要員はというのだ。
「レベルを上げていってね」
「そうしてですね」
「グロンギの大群が出てきたらね」
「戦って勝つ」
「そうしてね」 
 是非にと話してだ、そのうえでだった。
 戦士達は訓練を続けていった、実戦と変わらないと言っていいそれは長く続いてそうしてであった。
 訓練の中でも息抜きはあった、この日一同は鳥すきを食べていたが鏡花はその鍋の鶏肉をじっと見ていた。
 そしてその煮られている加減を見て言うのだった。
「まだ」
「いや、半分生の状態がね」 
 谷崎がその鏡花に話した。
「鍋の鶏肉は美味しいんだよ」
「違う。じっくりと」
「火を通さないとなんだ」
「駄目」
 絶対にという言葉だった。 
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