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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十六話 探偵とマフィアその十一

「敦はお前よりもずっとだ」
「一人でやっているっていうんだね」
「命を賭けてな」
「確かにね。敦君は本当にね」
「常に一人で行うことは一人で行っているな」
「命懸けでね」
「逆にお前は自殺ばかり考えてだ」 
 そうしてというのだ。
「真面目にやっていない」
「そうかな」
「そうだ、最近自殺をしようとしていないが」
「いやあ、スサノオが戦いを挑んできてね」
「そちらの方に関心がいってか」
「自殺よりもね」
「なら人騒がせなことをせずにだ」
 自殺、その様なというのだ。
「しっかりと戦え」
「それでだが」
 国木田は太宰との言い合いの後でライダー達に顔を向けて彼等にも声をかけた。
「貴方達には是非だ」
「これからだね」
「我々の今の事務所に来てもらう」
「武装探偵社の本来の事務所じゃないって聞いたけれど」
「そうだ、あくまで一時的だが」
 こう前置き、それも強くしてだ。国木田は話した。
「今はポートマフィアと共闘しているからな」
「だからだね」
「連中と同じ事務所、拠点と言うべきか」
「そこを中心に戦っているんだね」
「尚事務所はまだある」
 武装探偵社本来のそこはというのだ。
「しっかりとな」
「それでもなんだ」
「スサノオ、グロンギとの戦いの間はだ」
「そこにおいてだね」
「戦っている」
 そうしているというのだ。
「そこからな」
「そして今からだね」
「貴方達にはそこに来てもらう」
「武装探偵社とポートマフィアの精鋭が揃っていてね」
 太宰も五代に話した。
「凄いことになっているよ」
「強者が揃っているんだね」
「そうだ、こうしたいい加減な奴もいるがな」
 ここでまた太宰を見て言う国木田だった。
「しかし精鋭揃いなのは確かだ」
「それじゃあ今から」
「そこに来てもらいたい」
「それではね」
「今から案内させてもらう」
 国木田が言ってそうしてだった。
 五代と一条は彼に案内されて中島、太宰と共に異能力者達の事務所に向かった。その途中にだった。
 やや小柄で鋭い目をした黒尽くめの男と金髪の女と出会った、男は中島を見ると鋭い目になって言った。
「戻ってきたか」
「今ね」
「そうか、太宰さん達も一緒か」
 男は今度は太宰に目をやって述べた。
「途中で会ったか」
「そうなんだ」
「そのこともわかった、そして」
 最後に五代達を見て言うのだった。
「その人達がか」
「仮面ライダーだよ」
「そのこともわかった」
「宜しくね」
 五代は男にも挨拶をした。
「五代雄介、仮面ライダークウガだよ」
「一条薫だ」
 一条も名乗った。 
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