オズのファイター大尉
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第十幕その八
「貴方達と会うのは久し振りね」
「そういえばそうだね」
「ポリクロームさんとはずっと会ってなかったよ」
「僕達あれから何度もオズの国に来てるけれど」
「飛行船でお空に出た時以来かしら」
「本当にずっとお会いしてなかったわ」
「だからね」
それでとです、ポリクロームは笑顔で言うのでした。
「私もお会い出来て嬉しいわ」
「お元気そうだしね」
神宝も笑顔で応えます。
「よかったよ、僕達もね」
「ひょっとしてって思ったら」
ジョージもこう言います。
「本当にお会い出来たしね」
「オズの国は思わぬ出会いも多いけれど」
カルロスはこのことについて思うのでした。
「本当にお会い出来たね」
「皆でひょっとしてって思ってたら」
ナターシャもこの出会いに喜んでいます。
「本当に、だから」
「それで一緒に会えて冒険出来て」
笑顔で言う恵梨香でした。
「よかったわ」
「そう言ってもらえると私も嬉しいわ」
ポリクロームもにこにことしています。
「じゃあ頂上に行って虹の妖精の皆に戻るまでね」
「一緒だね」
「一緒に冒険を楽しもうね」
「それまでの道中一緒に進んでいって」
「色々と楽しんでいきましょう」
「是非ね」
「うん、会って一緒になったのも縁だから」
それでと言ったのは大尉でした。
「仲良くやっていこう」
「宜しくね」
「そういえばね」
大尉はポリクロームを見てこんなことも言いました、
「私もポリクロームさんとはずっと会ってなかったね」
「ええ、そうだったわね」
「会ったのも久し振りだよ」
「本当にね」
「だからね」
それでというのです。
「私も嬉しいよ」
「私もよ」
「ううん、オズの国にいても」
同じ国にと思った神宝でした。
「広くていろいろな場所があるので」
「会えない人はね」
どうしてもとです、大尉は神宝に答えました。
「中々会えなかったりするんだ」
「そういう世界ですね」
「オズの国はね、私は普段ウィンキーの国にいるね」
「はい、そうですね」
「我が主やかかしさん、ジャック君とはよく会って」
そうしてというのです。
「エメラルドの都にも行くし」
「そこでオズマ姫やドロシーさんともですね」
「会うことも多いけれど」
それでもというのです。
「普段はお空にいるポリクローム嬢とはね」
「中々ですか」
「会う機会がなくてね」
「だから今回ですね」
「久し振りに会えたんだ」
そうなったというのです。
「本当にね」
「そういうことですか」
「そう、こうした時はね」
本当にというのです。
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