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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十三話 魔界の海その五

「セイバーズはしっかりしていますね」
「何か新選組みたいですね」 
 みほが言ってきた、緑のビキニの下は中々のスタイルだ。
「三人揃われると」
「私もその中にいるのか」
「はい、駄目ですか?」
「いや、駄目ではない」
 斎子も否定しなかった。
「だが私達は新選組か」
「そんな感じもします」
「そう言われると身が引き締まるな」
 斎子は笑ってこうも述べた。
「これからは一層の精進が必要だな」
「そう言われますか」
「うむ、私としてもな」
 笑って言う斎子だった。
「励みになった、だがここでだ」
「あっ、隊長さんすぐに来られますよね」
「まるで瞬間移動の様にな」
 例え何処にいてもとだ、さやかに答えた。
「そうされる」
「だからですね」
「私も学んだ」
「下手に暴走をされると」
「そのお仕置きが待っている」 
 恐怖のアイアンクローがというのだ。
「だから今は自重しよう」
「それがいいですね」
「全くだ、しかしだ」
「しかし?」
「私は何時か必ずだ」
 くじけていない言葉だった。
「そうした服を着る」
「水着もですね」
「私は負けない」
 こうヴィーナスに話した。
「必ずな」
「けれどそうしたらな」
 焔の返事は今はクールなものだった。
「あんたまたアイアンクローだぞ」
「そうなるというのか」
「隊長さん本当に素早いからな」 
「しかも勘もいいな」 
 斎子が最もよく知っていることである、伊達に付き合いが長い訳ではないということであろうか。
「尚且つ頭も切れる」
「そうした人だからな」
「私にすぐに気付いてか」
「後ろから来るよ」
 いつも通りそうしてくるというのだ。
「だから気をつけなよ」
「というか最初からしない方がいいですよ」
 みほは極めて現実的な解決案を述べた。
「自重されて」
「自重か」
「はい、普段から」
「というかあんた暴走し過ぎだから」
 黒と白のストライブのビキニのアイも出て来た。
「だから注意されるのよ」
「特に灰村にだな」
「自分でわかってるじゃない」
「わかっていても突き進むのが私だ」
「だからだっていうのね」
「そうだ、止まることはだ」
 それはというのだ。
「私にとって死ぬことと同じだ」
「それじゃあ鮫よ」
「鮫か」
「動くと止まったら死ぬって」
 何気にルークを見て言うアイだった、そのルークは砂浜で静かにアイスクリームを食べて楽しんでいる。
「それじゃあ鮫よ」
「そうなのか」
「それもね」 
 どうにもというのだ。 
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