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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十二話 魔界の花火その十七

「明日はね」
「もう早速楽しみみたいね」
「今からね。それとだけれど」
 キュルケは今度は花火を観て話した、見事な花火が休む間もなく次から次へと打ち上げられ夜空に花を咲かせている。
「こうして花火を観ていると」
「才人が言うには」
「浴衣っていうけれど」
「こうしてね」
 美雷が金魚結びの帯の赤地の浴衣姿で出て来た。
「浴衣来たらもっといいよ」
「あれっ、浴衣あるの」
「皆の分は普通にあるわよ」
 見れば言うリアスも既に浴衣姿である。
「何なら着たらいいわ」
「いい浴衣ですね」
 珠雫ももう着替えている、見事な着こなしだ。
「着心地がとてもいいです」
「珠雫似合ってるわね」 
 キュルケはその珠雫を見て述べた。
「やっぱり日本人ね」
「これは慣れですね。武家の娘ですし」
「そのこともあってなのね」
「浴衣の着こなしには自信があります」
 珠雫自身そうだというのだ。
「それでキュルケさんも」
「ええ、じゃあお言葉に甘えて」
「そうしてですね」
「着るわね」
 こう言ってだ、キュルケも浴衣を着た。そうして校長と共に花火を観てそのうえで彼に言うのだった。
「今日はこのままね」
「花火も観てだね」
「そうして楽しんでいいかしら」
「いいだろうね、ではね」
「じゃあこのまま」
 明日は明日でとだ、こう話してだった。
 そしてだ、一同はこの日は花火を最後まで楽しんだ。そして明日は明日でまた楽しもうと思うのだった。


第三百六十二話   完


                 2019・2・1 
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