仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十二話 魔界の花火その三
「本当に」
「悪いか?」
「そう言われると厳密には悪くないんだよな」
「じゃあいいな」
「お陰でどうも色気がねえんだよな」
「いや、子供には手を出さないよな」
そこは大和が聞いた。
「ギュスターヴさんも」
「ああ、というか仲間にはな」
「手を出さないか」
「流石にな」
こう言う大和に答えた。
「その辺りは守るさ」
「というか仲間に手を出したら駄目だな」
こう言ったのは翔一だった。
「幾ら何でも」
「だからそれはしないんだよ」
ギュスターヴは翔一にも答えた。
「俺だってな」
「当然と言えば当然だが」
それでもとだ、ケーティーはそのギュスターヴに述べた。
「それ位は守るな」
「実はインコjグニート師団の人達って守ること守りますよね」
「そうっすね」
留吉は河童もそこはと言う。
「その辺り啓太さんと同じで」
「守るべきことはちゃんと守る人達ですね」
「結構あれだけれどいい人達」
タバサはこう評した。
「師団の人達は」
「というかそういう人ばかりだよな」
「そうだよな」
岳人と卓也はこう話した。
「世界は違えど」
「そんな人達が揃ってるよな」
「色々問題があっても皆いい人達だから」
育郎もこう言う。
「いいんだよな」
「変態さんがいても」
何気にだ、フクタは斎子を見て言った。
「いい人達なのはいいね」
「いや、悪人もいるよね」
「そうよね」
エリオとキャロは又吉を見つつ述べた。
「ちょっとあれな人が」
「危険過ぎて」
「ちょっと道を間違えたら変になってた人達もいたりして」
雪輝には自覚があった。
「僕も含めて」
「それは誰にでもあるんだよ」
火野が雪輝にこう答えた。
「本当にちょっとのことでな」
「道を間違えるんですね」
「そうなるんだよ」
「そうですか」
「博士もそうだったよ」
火野は遠い目になって彼のことを思った。
「道を間違えて」
「火野さん達の敵になってですね」
「倒れたんだよ」
「そうですか」
「そう思うとね」
「道を間違えないことですね」
「まずはね」
何といってもというのだ。
「それが大事だよ」
「そうですか」
「そ、そしてね」
「そして?」
「一つ思うことは」
それはというと。
「一人じゃ間違えることがね」
「その分ですね」
ここでだ、言ったのは由乃だった。
「多くなるんですね」
「そう、だから人間は一人だとね」
「よくないんですね」
「俺も人間でいられたから」
火野は自分の話もした。
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