仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十二話 魔界の花火その一
第三百六十二話 魔界の花火
バーベキューの肉や魚や野菜を食べて酒を飲みつつだった。十兵衛は幸村に対してこんなことを言った。
「いつも以上に食べてる?」
「うむ、そうしておる」
実際にとだ、幸村は十兵衛に答えた。
「いつもは満腹であるが今は十二分じゃ」
「満腹以上に食べてるんだね」
「そうじゃ、さらに食うぞ」
「そうです、食べて食べてです」
シャーロックも食べつつ言う。
「皆さん楽しみましょう」
「やっと個人部屋に戻れたからね」
コーデリアも食べつつ言う。
「そのお祝いも兼ねてそうしましょう」
「そういえばシャーロックさん達は」
「うん、屋根裏部屋から出たんだよ」
ネロがマミに話す。
「遂にね」
「それで個人部屋に戻って」
エルキュールも言う。
「幸せに暮らしているの」
「そうなんですね」
「というかずっと屋根裏部屋だったんだよな」
杏子がこのことを指摘する、両手の肉を貪りながら。
「それも凄いな」
「というか卒業しないの?」
このことは恵那が指摘した。
「貴女達は」
「そんな話あってもおかしくないのに」
このことはイリナも思うことだった。
「それがどうして」
「そんな話ないですよ」
シャーロックはイリナに笑顔で答えた。
「私達はずっとホームズ学園にいますから」
「そうなの」
「はい、ずっとです」
「それでなのね」
「個人のお部屋に戻れて」
それでというのだ。
「今最高に幸せですよ」
「絶対に違うな」
一条はここまで聞いて確信した。
「それは」
「そうですか?」
「君達は幸せなのは事実だ」
このことは間違いないというのだ。
「だが本来はな」
「違うんですか」
「じゃあどう違うのかな」
「そこわからないわよね」
「どうにも」
「流石です」
その一条にアルセーヌが言ってきた。
「まことに」
「俺の読み通りか」
「はい」
アルセーヌは一条に答えた。
「その通りです」
「やはりそうか」
「まあ卒業ってな」
綾斗が言ってきた。
「俺達の場合色々あるからな」
「歳月が経つのがね」
それがとだ、ユリスも言った。
「結構な時が多いから」
「一瞬で進んだりな」
「ずっと進まないってこともあるからな」
「時間の流れは仕方がない」
オルガはそのことはいいとした。
「俺達ではな」
「しかし君達は違う」
一条はまたミルキィホームズの四人に告げた。
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