仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十一話 魔界の宴その五
「普通ならねえだろ、ゲームの影響でも」
「癖になったのだ」
ルナパパはホークに平然と答えた。
「それだけだ」
「それで女装かよ」
「それがどうも不評だな」
「不評じゃなくて怖いんだよ」
ホークは本気で言った。
「どんな化けものよりもな」
「全くです、あれは止めて下さい」
コンもこう言う。
「冗談抜きに見ると心が破壊されそうです」
「うむ、女装と破壊行為はなしだ」
一式も言い切った。
「それでいこう」
「というかよね」
ももは祖父に続いた。
「普通にしていればいいのよね」
「そうすれば問題はない」
「そうよね」
「普通が出来ない者が多過ぎるがな」
「何かとね」
「そうですね、いやらしい人もいますし」
雪菜は今も古城の傍にいる。
「困った人ばかりです」
「けれど雪菜ちゃんいつも古城君の隣にいるね」
この指摘はサツキがした。
「そうよね」
「それは気のせいです」
雪菜はサツキに全力で否定の言葉を述べた。
「先輩は危険だから監視役なんです」
「どうして危険なの?」
「いやらしいからです」
「そうは思わないがな」
(古城君は普通だよな)
アインズは心の中でも呟いた。
(高校生としては奥手だよ)
「私は」
(一誠君でも普通だよな)
「違います」
あくまで言う雪菜だった。
「本当にいやらしい人ですから」
「それは言い過ぎやろ」
ペットは古城の方についていた。
「古城位やとまだ普通やで」
「普通ですか?」
「この中でとっかえひっかえとかおらんしな」
「フッハ!俺がいるな」
「いや、あんたもちゃうしな」
ペットはセッケにも言った。
「嘘やろ」
「いや、俺は本当にな」
「どう見てもええとこでへたってや」
そしてというのだ。
「逃げるタイプや」
「そ、それは」
「まあとことんいかんのはええけどな」
それはというのだ。
「根っからの悪人やないしな」
「うむ、悪人はだ」
ここで言ったのはプリズナーだった。
「いつも刑務所に入っているものだ」
「それあんただよね」
「そうよね」
沈雲と沈華が突っ込みを入れた。
「犯罪してそれだから」
「洒落になってないわね」
「俺は俺の心を抑えられないのだ」
プリズナーは二人にも語った。
「そしてその結果だ」
「それ駄目だよ」
「人間としてね」
「どうかってなるよ」
「私達が言うのも何だけれどね」
「というか色々な人がい過ぎて」
そしてとだ、エリオットが述べた。
「勉強にもなるね」
「はい、私としましても」
レティシアが応えた。
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