仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十話 力を合わせた結果その十五
「最後の一体まで倒してな」
「スサノオだな」
「あいつを引き摺り出すことだ」
この神をというのだ。
「そうすることだ」
「そうだな、ではだ」
「皆、あと少しだ」
アゼザルは戦士達にすぐに声をかけた。
「この世界での戦いもな」
「はい、わかってます」
雲雀が応えた。
「このままです」
「戦っていくな」
「そうしていって」
そのうえでというのだ。
「勝ちます」
「この戦いでもな」
「正直私達が立っていないかも知れないですが」
体力を考慮しての言葉だ。
「それでもです」
「何人か立っているだけで違うからな」
「そうなる為にも」
「今はな」
「雲雀達は戦います」
「頼むな、さて今度もな」
アゼザルは笑ってこうも言った。
「神様に勝っていくか」
「勝たなくてどうするんだよ」
ヴィショウブが言ってきた。
「そもそもな」
「そう思うな、だったらな」
「余計にだな」
「最後の一押しをしていくぜ」
まさにとだ、こう言ってだった。
アザゼルもサポート役として戦っていった、戦いは激しいままであったが敵の数は確かに減ってきていた。
そしてだ、遂にだった。
最後の怪人がハルに倒された、その時にだった。
気配が一変した、すぐにアンクが言った。
「出たぞ」
「出たっていうことは」
「そうだ、スサノオだ」
アンクはリーザに強い声で答えた。
「それはわかるな」
「はい、言われますと」
「この世界での最後の戦いだが」
「最後だけにですね」
「激しい戦いになる、しかしいいな」
「勿論です」
「この時の為にやってきたんだからな」
ガジェルがリーザに続いた。
「やってやるさ」
「残ったのはこれだけか」
ここでオーズは残っている顔触れを見回した、オーズとアンク、バーズとバーズプロトタイプにポセイドンと。
ハル、ガジェル、そしてリーザだった。
その顔触れを見てだった、オーズはあらためて言った。
「よし、勝とうな」
「はい、皆で戦って」
そしてとだ、ハルがオーズに応えた。
「勝ちましょう」
「そうしていこうな」
「さて、用意はいいだろうか」
スサノオの声がしてきた。
「これから最後の楽しみだ」
「ああ、じゃあやろうか」
オーズがスサノオに応えた。
「これから」
「では今から出よう」
スサノオは予告した通りの姿で出て来た、そうして戦士達に告げた。
「遠慮はいらない、私も遠慮はしない」
「そうだよな、それじゃあな」
「戦わせてもらう」
プロトタイプとバーズが続いた、そしてだった。
戦士達はスサノオの前に立った、ここでオーズがハル達に言った。
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