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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百二十四話 甘いものとお酒その九

「子供でもわかるよ」
「そうだな」
「だって世襲だから」
 そもそもだ。
「それで共和国ってね」
「言える筈がないな」
「国家システムを勉強したら」 
 君主制や共和制の違いをだ。
「誰でもわかるし」
「そうだな」
「さっき子供もって言ったけれど」
 そうした国家システムをまだ勉強していない子供でもだ。
「それでもね」
「ああ、世襲だからな」
「わかるから」
「そうだな」
「もう中学生なら完全にだよ」
 そうしたこともわかる様になっているからだ。
「あそこが共和国じゃないことはね」
「一目瞭然だな」
「そういうの教える学校の先生が言ったら」
 北朝鮮を共和国とだ。
「こんなおかしいことはないよ」
「そう思うのが普通だな」
「どう考えてもね」
 それこそだ。
「異常と言っていいよ」
「けれどそうした先生がだよ」
「実在するんだよね」
「そう、そしてな」
「子供に教えてるんだね」
「ああ、色々とな」
「何を教えるのかな」
 そんな先生がだ。
「子供に」
「変なこと教える先生も多いからな」
「そうだよね」
「自衛隊反対、基地反対でな」
「皇室もだね」
「そういうのに反対でな」
 それでというのだ。
「戦争反対だよ」
「決まり文句だね」
「民主主義がどうたらでな」
「それで北朝鮮を共和国だね」
「ああ、おかしいな」
「この上なくね」
「戦前の日本にあの国みたいな銅像なかったからな」
 親父は僕のこの話もした。
「陛下の銅像とかな」
「そうだよね」
「ご真影はあったさ」
「それ位だよね」
「あんな馬鹿でかい銅像はなかったからな」
 それはだ、あの国の名物の一つもだ。
「一つもな」
「あの銅像品ないよね」
「ああ、だからだよ」
 それでというのだ。
「下品な銅像だよな」
「相当にね」
「マスゲームもしてな」
「戦前の日本あれもなかったね」
 そのマスゲームもだ。
「するっていう発想すらなかったね」
「あんなのする位ならな」
 戦前の日本はだ。
「訓練をしてな」
「働いてたよね」
「あんなのする時間があれば」
 それならというのだ。
「もうな」
「訓練か労働だね」
「そっちをしていたさ」
「それが普通だよね」
「そうした日本は駄目なんだよ」
 そして皇室はだ。 
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