八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百二十四話 甘いものとお酒その六
「そしてな」
「行いも酷くて」
「自分が正しいと思い込んで無法の限りを尽くしてな」
「それじゃあ本当に結末は見えてるね」
「平和だとか言いながら暴力を振るうんだぞ」
学生運動もそうだった、あの人達は民主主義だの平和だの言って暴力革命を叫んでゲパ棒を持って暴れ回ってテロや総括に必死だった。
「それじゃあな」
「本当に見えてるね」
「もう奥さんや子供には見放されてるんだ」
「ああ、そうなんだ」
「そこからな」
「うん、家庭が崩壊して」
「仕事もしてないしな」
病院を他の人に任せてだ。
「そんなのだとな」
「どうにもならないね」
「熱心になっている対象がそんなのだ」
所謂極左運動だ、プロ市民と言っていい。
「正真正銘の本物の馬鹿だ」
「そう言うしかないね」
「そんな馬鹿になる位ならな」
それこそというのだ。
「保育所からやりなおした方がいいんだよ」
「それでその人にも言ったんだ」
「本物の馬鹿だって言ってな」
「というか変な風になった人だね」
「マルクスか何かにかぶれてからな、高校の時にな」
「それからだったんだ」
「勉強は出来た」
それはというのだ。
「国立大学の医学部で秀才って言われてたんだよ」
「それは凄いね」
「それも七帝大だったんだ」
東大、京大、阪大、九州大、名大、北海道大、東北大の七つだ。戦前はそこに台北と京城の二つで九帝大だった。
「秀才だったのはわかるな」
「学校の勉強は出来ても」
「馬鹿だったんだよ」
「学校の成績って頭のよさと関係ないんだね」
「ああ、北朝鮮がまともな国か」
そもそもだ。
「そこから考えればわかるな」
「中学生、いや小学生でもわかるよ」
北朝鮮がどんな国かだ。
「子供でもね」
「一目瞭然だな」
「だってあそこまでわかりやすいから」
「本当にわかりやるいな」
「どう見たって間違ってるから」
それも何から何までだ。
「特撮の悪役そのままじゃない」
「そんな国を褒めてて憧れていてな」
「日本は嫌いなんだね」
「戦前の日本や皇室、自衛隊は特にな」
「それじゃあ本当に馬鹿だね」
「子供でもわかることがわからないんだ」
それならというのだ。
「そうとしか言えないな」
「馬鹿だって」
「そういう奴を馬鹿って言わないで誰が馬鹿だ」
「馬鹿はものごとがわからない人だから」
「俺は言った、それでお前が今学んでることはな」
そのことはというと。
「いいことだ、いい方のことを学んでるな」
「そう言ってくれると嬉しいよ、ただ」
「ただ。何だ」
「いや、親父が皇室をそんなに尊敬してるなんてね」
「意外か」
「だって親父って選挙には行くけれど」
それでもだ。
「あまり政治に興味なさそうだし」
「最低限の興味は持ってるさ、ただ皇室はな」
「違うんだ」
「外国に出ればわかるさ」
「そうなんだ」
「日本にとってどれだけ素晴らしい方々かな」
「そう言われたら」
僕も海外旅行の経験がある。他の国から見ればだ。
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