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デジモンワールド Re:ミラクルディスティニー Realize

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新たな物語
《第二章》「エラーの物語」
  メモリー9. コンビ結成!?水の龍と風の龍

               ~ゴーストタウン ▼~
タクミ「このゴーストタウン化事件・・・。解いてみせる!母ちゃんの名にかけて!!!」

とわ言ったものの、流石に情報量が少なすぎるなぁ・・・。
土地柄のいい商店街というだけで、特にゴーストタウン化とした手がかりが入ってくるわけではない。
母さんの助言のノートに書かれていることをを思い出して・・・

「たくみ。何か謎が出てきたり、不思議なことがあったらまず、色々な人に話を聞いてみること!
 そしたら少なからず情報が出てくるわ!!」

確か、こんな内容だっただろうか。・・・、って今気づいたけど。
タクミ「ゴーストタウンの中じゃ意味なくねぇ!!?><」

改めてあたりを見渡しても、人影もデジモンの影もはたまた虫やら鳥やら生き物の姿さえも見えない。
しかし今分かることを整理すると、地面から不思議な四角形の物体がただただ宇宙へと浮かんでいくことがわかっている。

タクミ「・・・。とりあえずRW(リアルワールド)やDW(デジタルワールド)でわないことだけはわかっている。う~ん・・・。あっ。」

深く考え混んでいるとオンモンやオフモンの話が頭の中によぎった。
その内容は「何かの空間から亜空間へと移動してしまっているようで、RWとは違う世界線からDWに来てしまった」っということ。
もしかしたら、この世界がオンモンやオフモンがいた世界なのかもしれない。しかし、これはあくまでもかの性の範囲内だから確信は持てなかった。

「あっ、穹姉ちゃん!あそこに人がいる!!」
「o(゚Д゚)でかした!!それじゃ聞き込みにって。。。あっ。」

人の声が聞こえたので僕は後ろを振り返った。そこに立っていたのは制服(セーラー)姿に胸には警察のシンボルを抱えた少女が一人とその後ろには重火器型の何かがたっていた。しかも、制服姿の子には見覚えがあった。(彼女とは知り合いで少し前までデジモンでチームを組んでいたが、諸事情によって引越しをした。そのあと、手紙が来たが、高校を中退し警察の中の極秘チームにスカウトされたらしい。)

タクミ「ソラさん!!どうしてこんなところに!っあ。」
ソラ「タクミくん!!どうしてそんなところに!っあ。」

声が空にこだまして、お互いに声が出なくなった。

タクミ「僕は、いつの間にかここの空間に来てしまっていて、出る方法もわからないんです。」

ソラ「へぇ・・・迷子ねぇ。私はここの空間の調査をしに来たんだ!」

話を詳しく聞くと突如発生したこの亜空間に以上が見られたそうなのでソラさんがここに駆けつけたってことらしい。
っというか、何かの条件が成立すると発生する空間なんですか・・・ここ・・・。

タクミ「割と面倒なことしているんですねぇ・・・。僕もお手伝いしましょうか?」

正直にここに居るだけでは何も解決しない。それだったら知っている人と一緒に行動することがいいなではないかと思いつつ、本音のところはまた一人になることが怖いだけだ。

ソラ「そうねぇ。一人じゃ心配だし・・・。」
「私が援護いたします。なのでいいですよ」

銃火器の何かがソラさんに説得をした。
その説得に応じてソラさんは一緒に行動させてくれることを認めてくれた。

ソラ「そういえば!私のバディについて紹介し忘れていたわね!」
そう言うと、銃火器の何かがこちらに振り向いて自己紹介をした。

ショットモン「私はショットモン。シューティングアプリのアプモンです。危なくなったらこの銃で敵をバッタバッタなぎ払いますよ(`・ω・´)」

その言葉を聞いて少し不安になりつつ、しかし少しだけ心強いと思いつつ・・・。

タクミ「はじめまして。僕は水龍寺 匠。気軽にタクミと読んでください。」
とだけショットモンに告げた。

ソラ「それじゃあ、タクミくん一緒に行こうか!」
歩き出した瞬間に突如何かの球が僕たちの足元に襲いかかってきた。それは今までに見たことのない速度でこちらに飛んできたが、間一髪避け地面について破裂した。

タクミ「えっ、ちょっと!?なに!?狙われた!?」

ソラ「完璧に狙われてたわね。しかも、きちんとこっちに向かって襲ってきたんだもの。」

少し取り乱したが冷静になって球が飛んできた方向を見てみると団子みたいに連なっている異様なオーラを放った何かを見つけた。

ソラ「あれは、メッセモン。メッセージアプリのアプモンね。・・・。どうやら案の定ウィルスにやられてるわねぇ・・・」
タクミ「メッセージアプリ・・・。あぁ。チャット系のあれかな?ってかウィルス!?」

話を詳しく聞かせてもらうとどうやらデジモンと違ってアプモンはとある条件を満たすとウィルスにかかるらしい。デジモンも風とか引くけど、どうやらアプモンのウィルスは厄介そうで、そのデバイスのアプリ以外にもっと大きいアプリとかになるとそのアプリのサーバーに汚染して最終的には世界を混乱に招くそうだ。

タクミ「やばくね?!ってかどうやってあのヤバそうなのをウィルスバスターするの?・・・あっ。」
ソラ「察しいいわね!やるわよショットモン!ウィルスバスティング!セット!!イン!!」

掛け声を出すとショットモンは勢いよくメッセモンに向かって弾幕を張った。

メッセモン「〈無駄無駄!そんな貧相な球など吹っ飛ばしてやる!〉」
メッセモンが言葉に表すと、その言葉が球になってショットモンに飛んでいく。

お互いの球はぶつかりあったが若干メッセモンのたまが強くショットモンが弾き飛ばされた。

ショットモン「くっ、私としたことが。こんなふうになるとは・・・。」

ショットモンは悔しそうに言う。

タクミ「弾幕の濃さはあっても強大な力には抗えない・・・か。」

僕は深く考え込んだ。メッセモンの弱点。ショットモンの攻撃が通るような工夫。
こんな時、オンモンやオフモン、ブイモンがいたらな・・・苦労しないだろうに・・・。

ソラ「クッ、さすがメッセージアプリ、敵ながら有言実行とは見習いたいわ!」

タクミ「こんな時に限って的に感心してる場合って・・・ん?」

今のソラさんの言葉で自分の脳裏にアイディアが駆け巡った。
でも、考えがあまりに単純であるためかなり賭けに出ることとなる。

タクミ「ショットモン!!言葉に負けないような強い〈意志〉を持つか〈既読スルー〉しちゃえばいいんじゃないかな!!」

ソラ「いやいや・・・メッセージアプリのアプモンだからってそこまで単純か?」

ソラさんは否定するがショットモンは目を光らせて言う。

ショットモン「ふっ、既読スルーねぇ・・・いいじゃない(・W・)」

完全に乗る気だ。とは言っても安全かどうかの保証はないどころか危険しかない。
万が一があった時にソラさんには最善の注意を測ってもらえるようにしてもらった。

メッセモン「〈無視するなゴラァ!!〉〈お願いだから返事をくれよぉ〉」

今さっきより力強い勢いでこっちに向かってくるがショットモンは余裕な顔で突っ込んでいく。
メッセモンの攻撃はショットモンには当たるがダメージが無いようだ。

タクミ「BinGo!!意外とアプモンって単純なんだねぇ(・∀・)」
ソラ「うわぁ・・・アプモンって単純すぎるでしょぉヽ(´Д`;)ノ」

メッセモン「〈ウワーン俺たちの〉〈攻撃(返事)が〉〈効いてなぁい(来ない)〉」

メッセモンは弱点が見抜かれて焦っているようだ。そこにお構いなくショットモンは攻撃を入れる。

ショットモン「返事くらいくれてやる!! 必殺!デッドショット(死の弾丸)!!」

ショットモンの放ったデッドショットはメッセモンの体を撃ち抜き銃口からは綺麗な煙が上がっていて・・・あっ。
メッセモンは体から放つ異様なオーラごと爆発四散して綺麗な色に戻っていたのだ。

ソラ「エネミーデリート!!完璧よ!ショットモン」

ショットモン「今回はあのタクミという少年に助けられたけどね」

ふたりの光景を見て僕はアプモンと人間の関係はデジモンと人間の関係に似ているのではないかと薄々感じた。

ソラ「さぁてと。まずは危険な光景に合わせてしまってごめんねタクミ。それと、バスティング手伝ってくれてありがとう!」

にこやかな笑顔でお礼を言ってくる。とっても嬉しかった。

タクミ「いやいや、あまり危険には犯されてはいませんでしたが、お役にたてて嬉しかったよ!」

メッセモン「ん・・・あれ、俺たち何してたんだ・・・。」

メッセモンが正気に戻った。
そのあとメッセモンに何かと話を聞いたソラさんだったが何もわからなかったという。

ソラ「それじゃあ、原因もわかったことですし、そろそろ帰りますか」

タクミ「どうやって?このゴーストタウンから帰れるんですか?」

そう尋ねるとソラさんは懐からスマートフォンよりか少し大きめの機械を取り出して
勢いよく叫んだ。

ソラ「Re:コネクト!!」

ソラさんが不思議な言葉を発するとあたりの風景がみるみる変わり僕の母校である朝日ヶ丘学園の校庭に立っていた。
あたりの風景はいつもの学校とは変わっていない。多分RWにもどってきたのだろう。

タクミ「?帰って来れたんですか・・・」

ソラ「ええ。大丈夫!あの謎の空間の行き方と帰り方くらいはわかるから帰って来れたことは保証するわ!」

色々と謎ではあったが無事帰還できたことは嬉しい、だがその反面あの謎の空間のゴーストタウンについては謎だらけだ。この謎は迷宮入りだな・・・。
そしてまた、もしあの摩訶不思議な空間に連れてこられると考えたら二度とあのような悲惨な目には合いたくはないな・・・
でも、あの空間にはまた行ってみたい気持ちは・・・

その後、家に帰るとオンモンとオフモンは無事家についていたそう。
話を聞くと一瞬にして僕の姿が消えていたようだ。
・・・。あの空間一体なんだったのだろうか・・・。



                   ~ 謎の空間 ~
「もうじきで・・・私の願いが・・・〈私たち〉の無念がはらされる。」
「えぇ・・・そうですね。我が主、リヴァイアサン・・・。」






メモリー9. fin 
 

 
後書き
メモリー9まできちゃいましたね(ーー;)

さて、メモリー10以降の更新についてお知らせなのですが、私のリアルでの職業柄で忙しくなるため、多分3ヶ月(または4ヶ月)更新になるかとは思いますが気長に待っていただけたらありがたいです・・・

次回からはいわゆる第二部となります。
なので次回予告はしない方向にさせていただきます。
・・・。番外編。更新できるかなぁ(ーー;)

追記1.

リアルがあまりにも多忙なため制作完了するまで公開日をお知らせすることが出来なくなります…
ほんとうに申し訳ない…(´・ω・`)

…まぁ…1年以内には公開できるように努力致しますのでよろしくお願い致します。
 
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