| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百二話 恐竜の像その十一

「南極の周りって嵐も凄いらしいし」
「過酷な自然ね」
「それもかなり」
「それもあるからね、宇宙よりも遠くて」
 アニメか何かでこう言われていた。
「まだまだ未知の世界なんだよ」
「じゃああそこにもね」
「何がいてもおかしくないわね」
「アマゾンみたいに」
「南極も」
「アマゾン、北極、南極と海はね」
 この四つの地域はだ。
「まだまだ未知の世界だよ」
「カナダとかシベリアは」
 ラブポーンさんがこう言ってきた。
「どうかしら」
「ああ、そうした場所もね」
「広くて人も少ないから」
「いるね、カナダはビッグフットとかチャンプの話もあったし」
「それじゃあね」
「カナダも秘境なのかな」
 僕はふとこうも考えた。
「未確認動物がいる様な」
「そうじゃないの?」
「どうなのかな、けれど北極海は」
 カナダも面しているこの海はだ。
「実際に今も秘境だしね」
「カナダもね」
「秘境が多いのね」
「カナダの北は島も多くて」
 北極海に面しているその辺りはだ、日本が幾つも入る広大な場所だけれど人が行くことは滅多にない。
「海も多いけれど」
「その島にも海にも」
「まだ何がいるかわからないのね」
「そうなんだ、まあ鮫はいないと思うよ」
 この怖い魚はだ。
「寒いからね」
「鮫は暖かい海にいるからね」
「だからね」
「うん、鮫の種類はいても」
 このことはよく知らない、流石に北極海や南極海に鮫はそうそういないと思っていてもそれでもだ。
「人食い鮫はね」
「北極にはいないのね」
「そうなのね」
「シャチはいるけれど」
 クジラの仲間で一番狂暴な種類だけれどだ。
「シャチは人は襲わないしね」
「そういえばそんなお話聞かないわね」
「シャチが人襲ったって」
「あの大きさとお口なら人間なんて一口だけれど」
「本当にぺろりだと思うけれど」
「シャチは食べる相手は選ぶからね」
 お魚とかアシカやオットセイ、そして海豚や鯨を食べる。海豚にとってシャチは最大の天敵なのだ。
「自分がよく知らない相手は襲わないよ」
「それはいいわね」
「本当にね」
 二人共僕から聞いたシャチの話をよしとして言った。
「虎とか豹とかはね」
「人でも襲うからね」
「味しめたら人だけ襲うのとか」
「いたりするから」
「ああ、人食い虎とかだね」
 人食い豹もいる、あとライオンでもいる。
「こっちじゃ熊だけれどね」
「ヒグマよね」
「ツキノワグマじゃなくて」
「ツキノワグマも怖いけれどね」
 襲われて大怪我をした話が毎年みたいにある、けれどヒグマと比べると身体はずっと小さいこともあってその被害はヒグマよりましだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧