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女だけの浮島で

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第三章

 浮島の中にある見事や屋敷に客人として招かれている夫婦となった者達が住む浮島の長老達のところに行き。
 そして自分達の素性と賊達のことを話した、長老達は男の方はゴーレムで女の方はミノタウロスであったが。
 二人は夏目達の話を最初は信じなかったが彼等が見せた神具とその強力な様々な術を見せられて納得した。
 そしてだ、夏目達に言うのだった。
「ではです」
「宜しくお願いします」
「星の方々が言われることなら間違いないですね」
「賊達が最大の女神像を狙っていますね」
「あの女神像はこの島の宝です」
「多産の女神です」
 それを司る女神の像だというのだ。
「ですから是非です」
「あの像をお守り下さい」
「祭壇は洞窟での儀式の時は戸締りをしていますが」
「それでも狙って来るのなら」
「任せるでおじゃる」
 確かな声でだ、夏目は長老達に答えた。
「麿達が必ずでおじゃる」
「女神像を守ってくれますか」
「賊達から」
「言ったことは必ず守るでおじゃる」
 夏目は確かな声で答えた、そしてだった。
 祭りに観光客として参加してだった。
 そうしてだ、賊達の姿かたちを式神も使いつつ確認して中原と共に祭りの酒や馳走を楽しみながらだった。
 そのうえで二つの浮島の男女達が祭りの最後の夜それも深夜に彼等だけの秘密の儀式の為に洞窟に入るその時にだった。
 二人は長老達に案内されて祭壇に入った、そのうえで。
 女神像の後ろに潜んで賊達を待った、すると厳重な戸締りがだ。
 賊達に開けられて彼等が入ってきた、賊達は暗がりの中を警戒しつつ進みながらこんなことを言っていた。
「さて、じゃあな」
「今から女神像盗もうな」
「偽物は用意しておいたしな」
「これを代わりに置いてな」
「そのうえで本物は盗んで」
「何処かに売り飛ばそうぜ」
「そして儲けてやろうぜ」
 こんなことを話してだ、そしてだった。
 女神像に近付き盗もうとした時にだった。
 夏目は中原と共に出てだ、そうして。
 賊達を一瞬で全員倒した、賊達は鍵を開ける腕はともかく戦闘力は大したことがなくそれで、だった。 
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