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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜

作者:もっちゃ
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幼少編
  うちはオビト逆行物語『変わらぬスタート』

 
前書き
副題【オビトが再スタートをする話】

ご注意願います。
この作品は二次創作品となっており、本誌への多大なるネタバレを含みます。
更に辻褄や都合を合わせる為に作られた出しゃばるオリジナルキャラクターや、本誌に合わせた恋愛、過剰なるグロテスク等の表現をしております。

以上の事を踏まえた上での閲覧をお勧め致します。


第二話です。
第一話の投稿は彼の誕生日って決めてました。それまでにどれだけ進んでるか…。自分に挑戦です。
リン「カカシと喧嘩しないなんて、頑張ったねオビト!」
オビト「お、おう…?(馬鹿にされてるよな?)」
カカシ(…変な奴。) 

 
「ち、ちこくだぁ――――!!」
やばいやばいやばい!
まずはこっからって、ちゃんと早起きして、走ってアカデミーまで来る予定だったのに!
なんで今日に限って、三人もばぁちゃんがいるんだよっ!
朝早いから?俺をいじめているのか?
って、そんなこといってる合間についちまった…。
あぁクソっ、飾りが片されてるよ畜生!
「…なにしてんの、おまえ。」
銀髪で黒い目が特徴的なツンツン頭。
相変わらず、ムカつくやつだぜ…。
「オビト、大丈夫?」
茶髪で茶色い目が特徴的な、可愛らしい女の子。
「…あ、うん、悪い…。」
今更、2人の顔を見て、怖くなる。
本当に、俺なんかにできるのだろうか。
思わず、冷や汗がでる。
でもだめだ、様子がおかしいなんてバレたら。
平常心を保て、” あの時 ,,みたいにすればいい。
「…って、そんな場合じゃなかった!入学式は?もしかしてもう終わっちゃった?」
いきなり変えたからおかしいだろうか。そう思ったものの、どうやら違和感は無かったようで、カカシが無愛想に口を開いた。
「なに言ってんの、飾り外してんだからそうにきまってんじゃん。」
「あぁ…だよなぁ。」
わざと言ったに決まってはいるのだが、ムカつく奴だ、相変わらず。
「あ、待ってオビトこれ、先生から預かっていたんだ。」
「お、サンキューな!リン!」
よかった…やっぱりリンはいい子だ。
カカシがなんか言ってるけど、聞こえないもんな。
「あっ、もうこんな時間か…じゃあ俺帰るな!」
「えっ、これから遊びに誘おうと思ってたんだけど…。」
「わりぃ、今からばぁちゃんと病院なんだ。最近なんか具合悪いみたいで。」
「そっか…お大事にって、言っておいて?」
わぁぁぁぁぁ…天使だ。
待て待て、俺クソキモいぞ。精神年齢いいオッサンだぞ。気持ち悪いにも程があるなこれは。
「ま、いいんじゃない?オビトいない方が人数的にも合ってるし、何時もたいていオビトが鬼になってつまんないし」
…相変わらずとは言ったが、これは流石に聞き逃せないな。
「カカシ…それはいいすぎだよっ!」
「あぁ、リンいいんだ、好きに言わせとけ。」
素っ気なくそう答えると、その言葉に周りにいたやつもギョッとする。
「あのオビトが、挑発に乗らない…だと。」
あ、そっか、忘れてた。
とりあえずこんな空気から逃げたくて俺は、じゃ、と軽く会釈をして、家に帰った。
なんかこれ、失敗したかも…。


実は病院の件は嘘である。
実際にばぁちゃんは風邪だが、そこまで悪くはない。
今日はうちはの敷地内の演習場で術を試す日にしている。
まずは瞳術、初めの写輪眼、万華鏡写輪眼とも普通に開眼した。
じゃあ、自空間で術をためすか…。
とりあえず、家に帰り、ばぁちゃんに遊んでくると伝える。
そして、演習場に戻り、自空間にはいる。
正常なようだ。変わらず柱間細胞のおかげで木遁が使える。
…待てよ、今俺は万華鏡写輪眼も柱間細胞もある訳で、神威以外にも須佐能乎が使えるわけだ。これはもしかしなくてもチートである。チャクラ量も全盛期頃から変わってない事を確認もしたし、完全にチートである。
…とりあえず他の術も試して見なければ、俺は考える事を一時放棄した。


気づいたら夕暮れ時になっていた。
今回の成果は中々で、やはりチートである。
覚えてる術は全てできた。
チャクラ量も申し分ない。今からこれがあるということは早々から手が打てる。これは有難いことには変わりない。
だが、これで安心してはいけないのも分かっている。
もっと、もっと強くならないと。
黒ゼツはともかく、他の強敵すらも倒せないぞ。
「…先は遠いな。」
でも、負けねぇから。
今回は任しといてくれよ、皆。
「さ、帰るか。」
まだやりたいことはたくさんある。


「ただいまぁ…。」
「あら、オビトお帰り、今日は少し遅かったわね。」
居間でお茶を啜っていた祖母がニコニコといつもの暖かい笑みを浮かべ迎えてくれた。昔はあまり考えてはいなかったが、この人はとても暖かい人だ。優しく包み込んでくれるような人だ。
「あ…うん、時間忘れてて…ゴメン、飯、作っちゃった?」
「いいえ、オビトの事だから自分で作りたいって言うと思って。」
さっすがばぁちゃん、分かってる。
最近気づいたのだが、味覚は幼少期のままのようだ。
六道仙人、変わらずいい仕事してるぜ。

「はい、ばぁちゃん。」
「まぁ、ありがとうねぇ。」
オビトの料理はおいしいから、なんて言ってくれるばぁちゃん大好きで。
でも、時より思ってしまう。
俺に両親がいたら、もっと楽しかったりしたのかな、なんて。
こんなこと、口にだせねぇけど。  
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