なんばパークス
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第二章
「何度も行ってね」
「じっくり遊ばないわよね」
「とてもね」
二人でこう話してだ、そのなんばパークスに入った。中に入ると多くの店がショーウィンドウの様に並んでいて。
人も多く行き交いファッションとレジャー、食事と様々な娯楽がそこにあった。二人はそこで服やアクセサリーを見て買ってだった。
ペットショップで魚や兎達を見た、ここで直美は千明に言った。
「実は彼氏がね」
「兎好きなのよね」
「だから欲しいって言うし」
「飼うの?」
「いいかもって思ってるの」
実際にというのだ。
「私もね」
「それじゃあ買う?」
千明は魚を飼う水槽を見つつ直美に言葉を返した。
「そうする?」
「そうしようかしら」
「そう思ったらね」
「飼うべきよね」
「思ったら吉日だし。飼い方はわかってるわよね」
「彼氏が実家で飼ってるから」
それで既にというのだ。
「私は実家に猫いるけれどね」
「猫と兎じゃまたね」
「違うけれどね」
「それでも彼氏さんが飼い方知ってるならね」
それならというのだ。
「いいんじゃない?」
「そうね。ペットオッケーのアパートだし」
「八条不動産のアパートよね」
「あそこの不動産ペットオッケーなところばかりだから」
それでというのだ。
「よかったわ」
「その辺りのサービスいいのよね」
「お部屋自体がよくてね」
「そうよね、家賃の割には」
「だからね」
それでというのだ。
「契約してよかったわ」
「それで飼うの?」
「彼氏と相談してね」
「そうしてよね」
「決めるわ」
兎を飼うかどうかはというのだ。
「そうするわ」
「じゃあじっくり考えてね」
千明はその直美に言った。
「二人で。私はね」
「金魚の水槽買うの?」
「ううん、水槽はもういいのがあるし」
それでとだ、千明は水槽の中にあるその中に入れるべき水槽の中を飾るものを観つつ言うのだった。
「その中のものをね」
「飼おうと思ってるのね」
「そうなの、金魚っていいわよ」
千明は直美に自分のペットのことを明るく笑って話した。
「可愛くて飼いやすくてね」
「いいのね」
「ええ、見ていると心も和むし」
このこともあってというのだ。
「かなりね」
「いいのね」
「だからお勧めよ」
直美に笑ったまま話した。
「金魚もね」
「まあ私金魚についてはね」
「飼うつもりないのね」
「兎にしておくわ」
飼うのならというのだ。
「そうするわ」
「そうなのね」
「ええ、じゃあこのお店の後はね」
「六階か七階に行ってね」
「何か食べましょう」
今度はそちらと話してだ、二人はペットショップでそれぞれ買いたいものを買ってそれからだった。
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