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『A.H』

作者:零那
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『ありがとう』



貴女の叫びは届いたよ。貴女が姿を消して困る人は、すごくすごくたくさん居る。
だから、子供だった私は、そんなこと言わないでって思ってた。

人は...優しいものではないと私はもう知ってた。貴女も知ってるよね。
それでも貴女は信じたいんだ。だから私も信じてみようかな、なんて一瞬思ったり。

いつか散るとしても、貴女なら、たくさんの人の支えになって、きっと自分を誇ることが出来る筈。

愛に臆病で、愛に餓えて、愛に自信がない貴女だけど、それでも怯えないで。愛されるから。
ちゃんと愛は在るから。

私は、明日に期待なんかしない。でも、貴女は私の期待に応えてくれる。いつもいつも私を支えてくれる。

其れは貴女しか出来ないことで、貴女だからこそ出来たこと。貴女に出逢わなければ私に現在は無かった。

愛しい貴女、心からありがとう...。


 
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