いたくないっ!
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カーテンコール3
幕が上がった。
八王「バーイとかいって、またあっさり幕が上がるの。ほんと恥ずかしいんだけどお」
敦子「わたしよりは恥ずかしくないですよ、みなさん。わたし、スピンオフが本当に発表されると疑ってなかったんですから」
定夫「機会あれば誰か書いてくれるさ。
トゲ「うおーーっ! 名老市の『はもへも』さん、『むしたけ』さん、『桑矢』さん、乃別府市の『笹村』さん、レビューありがとうでござる! 作者も励みになったと喜び感謝しているでござる!」
定夫「さて、『終えての感想』、『おたより紹介』、ときたから、今度は、どうしよう、自分たちで感じる、まほのの疑問点でも語るか」
八王「ほのかがなんでバカなのか、とか?」
定夫「さっきいったような、だんだん筆が滑っていったのもあるけど、あえて設定を考えるならば、『変身前は充電時間』ってことじゃないかな」
トゲ「運動ダメ勉強バカな分、変身後は火力ダントツというわけでござるな」
敦子「あんまりバカバカいわないでほしいんですが」
定夫「シンクロしてたからなあ。女性キャラ全部担当したとはいえ、特にほのかには」
敦子「はい」
八王「疑問そのニ。ほのかたちは、どう生まれたのか」
定夫「オリジナルは、話の一部分だからいいとして、テレビアニメもそこまったく触れてないんだよな」
トゲ「それぞれ普通の人間の両親がいるわけで、でもほのかたちは古代技術で作られた存在なわけで」
八王「その古代技術によって、どんな形状になっていたものが、いつ、どんなふうに生まれ、いまの両親に育てられることになったのか。両親は知っているのか知らないのか」
敦子「エネルギー体みたいなものが宿って、本当にお母さんの体内から産まれたか、それとも魔法の力が働いて、両親は自分たちの子供だと思って育てているか」
トゲ「そんなところであろうか。それか実は、両親こそ単なる子育てロボット」
敦子「いやだなあ、それ」
トゲ「変身、強化変身、と都度全裸になるオリジナル版だが、吹き替える敦子殿は恥ずかしくなかったのか」
敦子「恥ずかしかったですよ! 当たり前じゃないですかあ! でもプロ声優への試練だと思って耐え切りました。それよりもトゲさんたちこそ、描いてて恥ずかしくなかったんですかあ?」
トゲ「正直なところ申し上げると、かなり恥ずかしかったでござる。描くのも、描いたのを見られるのも」
八王「トゲリンは、ああいうのをいつも夜な夜な描いているからまだいいんだけど、ぼくは本当に恥ずかしかった」
トゲ「夜な夜な描いてはいない!」
定夫「そういや、オリジナル版の主題歌を作った人って、結局、誰だったんだろうな」
八王「作品がブレイクしたというのに、全然『わたしの楽曲だ』って名乗り出てこなかったもんね」
定夫「あの曲が、すべての始まりだったんだなあ」
トゲ「いや、すべての始まりと申すならば、レンドル殿が『航女』で玉砕したところからでござるな」
定夫「いやいや、それいうなら、八王子がアゴを砕かれたことかな」
八王「ぼくがアゴを蹴り砕かれた話は、もうやめようよ!」
敦子「とにかく、三人の出会いがあったからこそ。ですよね」
トゲ「そういう過去があり、そこから未来で敦子殿に会えたこと。過去と未来が繋がって、生まれた作品なのでござる」
敦子「ちょっと強引ですが、綺麗にまとめましたねえ」
八王「あっ、そういえば敦子殿さあ、初めて会った時なんだけど、自己紹介がなんで英語だったの?」
敦子「え?」
トゲ「いわれてみれば」
敦子「記憶にないんですが。なんですか、それ」
定夫「はあはあ息を切らせながら、マイネームイズアツコっていってたよな」
八王「うん。カチコチに強張った笑顔で」
敦子「えーーーっ。ほんとに知らないですう。うわあ、恥ずかしいーーっ」
トゲ「お、幕が降りてきたでござる」
八王「敦子殿にはナイスタイミング」
敦子「確かにそうなんですが、なんで毎度あたしの恥ずかしいタイミングなんですかあ!」
定夫「まあまあ。今度こそ、終幕かな」
トゲ「では、みなさまっ!」
定夫「長いことお付き合いいただきまして!」
八王「本当に!」
敦子「ありがとうございましたーーっ!」
一同「ほんとにほんとにさようならーーーーーっ、かな?」
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