東の不思議なお土産
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第二章
「これも入れてね」
「楽しむんだね」
「そうしましょう」
こう言って実際にだった、リーナは鍋に帆立貝も入れてそれで食べたがこちらも美味くて満足出来た、その他にも。
スープカレーを食べてだ、またカインに話した。
「このカレーもね」
「いいんだね」
「この国カレー凄く食べるけれど」
このカレーもというのだ。
「いいわ」
「ルーが他のカレーとは違うね」
「実際にスープみたいよ」
「カレースープだね」
「ええ、そのカレールーとね」
「御飯が合わさっていて」
「美味しいわ。それにお外が寒いから」
このこともあってというのだ。
「お鍋の時もそうだったけれど」
「あったまって」
「余計にいいわ。寒い場所は」
そうした場所ならというのだ。
「やっぱりね」
「熱いものが美味しいんだね」
「これは何処でもだけれど」
「この島でもそうで」
「素敵な味よ」
そうなっているというのだ。
「本当にね」
「それは何よりだね、何かこの島でリーナは」
カインはスープカレーにもにこにことしているリーナの向かい側から言った、彼はロボットなので食べていない。ただいるだけで周囲の粒子を吸収しそれがエネルギーになるので食事も充電も必要ないのだ。
「普段以上に楽しそうだね」
「他の場所でも旅を楽しんでいるけれど」
「実際にだね」
「ええ、楽しんでるわ」
リーナ自身このことを認めた。
「本当にね」
「そうだよね」
「だって食べものが美味しいから」
それでというのだ。
「他の地域よりも私に合っている感じで」
「ジャガイモと塩からもお鍋も」
「それでスープカレーもね」
これもというのだ。
「とても美味しいから」
「満足してだね」
「楽しんでるわ、あと景色も奇麗だし」
「港町の夜景もこの街の時計塔もね」
「素敵よね、あと湖にも行くから」
「湖にも?」
「何か不思議な生きものがいる湖があるらしいの」
リーナはこうカインに話した。
「この島にね」
「ああ、あの湖だね」
「カインも知ってるのね」
「だって僕はバックパックロボットだから」
それでというのだ。
「だからね」
「旅のことならなのね」
「知っているよ、その湖に行く場所もね」
そこもというのだ。
「行くのならね」
「道、案内してくれるのね」
「いつも通りね、それじゃあ」
「ええ、この街の後はね」
「その湖に行こうか」
「そうしましょう」
リーナはスープカレーを食べながらカインに応えた、そしてだった。
彼と共にその湖に向かった、そして湖のほとりに来たがリーナは湖を見てカインに残念な顔になって言った。
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