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勇者指令ダグオンA's どっこい

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第二十九話 南力抹殺大作戦!特別編



ある夏休みの事だった!

「海や!!!」

白い砂浜で叫ぶはやての姿が・・・



南力抹殺大作戦!特別編


年末の南家にて・・・

「力君力君!」

はやてある一枚のチラシを力に見せた。

その内容は・・・

「何々・・・次元世界リゾート南の島世界・・・リゾートサービス・・・夏休みは南の国でバカンス・・・何で冬の真っ只中に海行かなきゃいけないんだよ!?」

超嫌そうな力・・・何故ならはやてと旅行に行くと大体ロクな目に合わないからである。

「ええやん!去年の夏ほとんど雨やったやん!!せめて次元世界のリゾートで夏気分を満喫するんや!」

そう言って去年の為に買ったはいいがお披露目に恵まれなかった水着を見せつけるはやて。

その背中から放たれている凄まじいオーラに・・・

「わかりやした・・・行きやしょう」

白旗上げる力だった。

そんなこんなで次元を越えてバカンスを楽しむ八神組。

「力君見て見て」

眩しい太陽の下、新しく買った水着を力に披露するはやて。

力の反応は・・・

「ああ・・・そうですか・・・」

反応薄い力(女性関係に対する恐怖症の為)。するとはやては・・・

「なんや~・・・物足りひんか~しゃあないな~じゃ今から生まれたまんまネイキッド海水浴にしよか~」

「やめなさい!レディがそんな事言っちゃいけません!」

はやての嫌がらせ発言に激怒する力ちゃんであった。

その一方

「いや~たまにはジュースもいいねえ~」

「そうですね~今日はしっかり骨休めしましょう~」

日光浴しながらフルーツジュースを飲んでる飛鳥と楓。

さらに・・・

「うーん!うーん!!!」

砂浜に埋められているサイモン。

「どうした~サイモン~自信満々にしてたじゃねえか~」

「あと5分です~」

ニヤついてストップウォッチ持っているヴィータとリイン。現在サイモンの状態は寝ている状態で埋まっているのではなく、縦の状態で埋められているのである。

「くっそ~意外とムズい!でも脱出できなきゃかき氷奢らなきゃならん!!」

等とくだらない賭けをして遊んでいるのだった。

トドメに・・・

「ふぁ~・・・」

暇そうに猟師飯作っている北斗の姿が・・・

等と各自好きに楽しんでいる・・・が・・・

それを快く思わない二人の生物が・・・

暑くなってきたので力は巻き込まれるのが嫌な為に別行動をとっている子孫で一番偏屈な大地が出している露店でかき氷貰う力。

「流石甘党・・・シロップ凝ってるね」

「やかましい!爺さん・・・それよりお代」

「・・・お前金とるのか」

「爺さん・・・先祖でも金は他人だぞ」

お代に対して超シビアな大地。先祖と違ってしっかりしている子孫。

すると

「ねえねえ知ってる・・・この先の無人島に海賊が隠した財宝があるの」

「聞いた聞いた・・・何でも世界のお宝を集めたっていう」

近くにある島を指さして話し込んでいる町怪しい二人組・・・すると・・・

「お宝・・・無人島・・・冒険ロマン!」

といってかき立たれた力ちゃんは早速準備に出かけるのだった。

そして

「けっけっけ・・・今度こそあの悪魔の最後なの!!」

「真っ二つにしてやる!!」

といった超怪しい二人組は各々の準備に取り掛かるのだった。

そして大地は・・・

「見なかったことにする」

そう言ってかき氷を売るのであった。


そんなこんなで無理矢理飛鳥を連れてやってきた無人島。

一歩入れば即ジャングルと言った感じに樹が生い茂っている。

「んで?地図ではどうなってんの?」

「この先を真っ直ぐ行った洞窟らしいぞ」

「んなジャングルで正確に真っ直ぐなんて行けんの?・・・方位磁石とかないと無謀なんですけど」

「そういう時は文明の英知のレーダーがある」

「あれ?用意が良い・・・んじゃ私は~」

「うお!石器的な武器・・・器用ね・・・流石アナログ派」

といった具合にジャングルを突き進む力と飛鳥。だがその姿を見つめる邪悪な存在に気づく気配はなかった。

そして何やかんやで洞窟に辿り着いた力と飛鳥は奥へ奥へと突き進み・・・

光り輝く場所へ!

「「お宝か!?」」

と勢いよく飛び出ると、天井が外へと続いているだだっ広い空間に出るのであった。

・・・が・・・

・・・お宝などそこには無く・・・

いつものどす黒い衝撃が!!

「覚悟ぉぉぉぉぉぉ!!」

「真剣白羽取り!!」

いつものフェイトのザンバーの一撃をいつもの如く受け止める力。

「チッ・・・またかわされたか」

「やっぱりチッって言ったよね!?チッって!!」

等と戸惑っていると・・・やっぱり

「死ねなの!」

ズガガガガガガガガガガガガ!!

「「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」」

1秒間に30発のディバインバスターを放つなのは。

パニックになりながら避けまくる力と飛鳥。

何時ものように逃げようとするがここは洞窟の中・・・早い話が・・・

「「退路が断たれた!」」

「毎度毎度逃げられてたまるかなの!そして今日は援軍連れてきたの!!」

そう言ってなのはが空を指さすと・・・

次元戦艦アースラの姿が・・・

「ちょっと!それは大げさじゃないの!?」

至極真っ当な力の意見。

「やかましい!!次元世界最凶の危険人物に手段は択ばない!!」

「こういう事もあろうとクロノ君を騙くらかしてアースラならという理由で出撃させたの!!」

「たった一人の一般人に何つー事を・・・」

フェイトとなのはの主張に汗を流す力。

「このままじゃ俺は墓に何て書かれると思う?」

「普通に『南家の墓』じゃねえの?」

「最近じゃ感謝の言葉とかが墓石に書く習慣があるし・・・」

「じゃ洋風に『八神はやての尻に敷かれていた男 南力ここに眠る』か?」

「違うって・・・『八神はやての尻に敷かれていた男 南力ここに眠る・・・しかし原型は留めておらず』っだ!」

等とくだらない事を言いあうのであった。

一方砂浜では・・・

「なんや!?何か始まるんか!?」

日光浴しながらとぉぉぉぉぉぉっても嫌な予感がするはやて。

そしてアースラでは・・・

「次元世界最凶の悪魔がいるとの情報だが・・・本当か?」

クロノが力の分析するが特殊能力など一切持っていない為本当に危険なのか疑問だった。

だがそれは一瞬で終わった。

「スターライト!!」

「うわ馬鹿!こんなとこでそんなもん撃つな!!!」

なのはのスターライトブレイカーが放たれようとした瞬間力が飛び掛かりレイジングハートを掴みもみ合いになった瞬間。

ガチョン

レイジングハートのトリガーが引かれてしまい無情にも発射されてしまったスターライトブレイカー・・・その射線軸には・・・

ズッドーン!!

・・・アースラの姿が・・・

結果

「総員退避!!」

クロノの号令に退避する乗員たち。

さらに・・・

「何ちゅうことしたんやあいつは・・・これじゃ時空管理局が黙ってへんで!!」

はやての読み通りの結果になり時空管理局に拘束されてしまう力と飛鳥となのはとフェイト。

「ガミガミガミ!!」

何を言っているか判別できない主張のクロノにはやてはザックリ噛み砕いて言うと・・・

「力君・・・アースラ弁償しろやて」

「なぬううううううううう!?」

諸々の連鎖反応があったとはいえ一般人に撃墜されたとあっては管理局的に恥じたるものになるので弁償で済ませることにしたらしい。



「高町さん・テスタロッサさん」

「「い!?」」

久しぶりの登場の管理局的にも八神組的にもとても偉~いノルウェールさん・・・結果・物凄く厳しい処分が下されるのであった。

だがこれで終わっていいはずもない。

「力君」

「げ!?」

超笑顔のはやての姿が・・・ここでは必ずお仕置きが下されるのだが・・・

「まぁ~今日はお疲れやったな~ホテルの部屋で映画でも見よか~♪」

等と穏便に済まされるのであった・・・

「怪しい」

「「絶対に怪しい」」

飛鳥達意見を余所に・・・

「これやっぱり私が・・・はぁ・・・」

大破したアースラを見てやれやれと言った感じにノコギリとトンカチ持ってアースラの修理を始める楓であった。

なお、翌日には新品同様に修復されたアースラの姿が・・・そして

「ああ・・・ああ・・・」

楓の手伝いに呼ばれ散々こき使われぶっ倒れた弟の大地の姿も


因みに力はというと・・・

「何見るのかな~」

といってホテルの部屋で映画を楽しみに待っているとはやてが・・・

「力君~借りてきたよ~」

「何借りてきたの?」

ガチャリという超嫌な鍵を閉める音共にはやてが取り出したものは・・・

「【魔法少女日和 バリアジャケットを脱がさないで】や~」

その瞬間逃走を図ろうとする力だが時すでに遅し・・・

「心配せえへんでもええって~おやつもジュースもいっぱい買ってきたから~しばらく出ぇへんでも大丈夫やて~」

超邪悪な笑みのはやて。

そんなこんなで映画が再生され・・・

ブッブー!!
※自主規制※

「うわ~よくこんな体勢出来るな~・・・まっ出来へんことも無いか・・・」

その隣では・・・

「ブクブクブク」

青ざめて泡吹いてぶっ倒れている女性恐怖症で裸恐怖症で色気恐怖症の力の姿が・・・

「たく貧弱な男や」

そう言ってボリボリおやつ食べるはやてであった。




 
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