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アニメ主題歌

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第一章

               アニメ主題歌
 Geminiは人気インディーズバンドだ、ドラムのAdamを中心にヴォーカルのAbel、ギターのCain、ベースのEveの四人で構成されている。それぞれ片仮名ではグループ名はジェミニ、メンバーの名前はアダム、アベル、ケイン、イブとなる。
 福岡で結成され今はその地でインディーズとして活躍しているが福岡でもトップの任期を誇るグループだ。
 だがケインはその日のライブの打ち上げの後でメンバーに打ち上げの場の居酒屋で言った。
「俺達実力あるよな」
「そんなの決まってるだろ」
 即座にだ、アダムが応えた。
「俺達四人それぞれ、そして四人揃ったらな」
「無敵だよな」
「他のどのバンドにも負けるか」
 こうケインに言うのだった。
「そんなのわかってるだろ」
「ああ、それはな」
「それで何でそんなこと言うんだってのはな」
「わかるよな、御前も」
「ここまで人気あってもな」
 それでもとだ、アダムも言った。
「まだだからな」
「メジャーデビューはな」
 今度はアベルが言った。
「声もかからないな」
「それで言うんだよ」
 ケインはまた言った。
「実力あってな」
「人気もな」
 アベルはまた言った。
「凄いよな」
「今日のライブも満員だったしね」
 最後にイブが言った。
「そうだったからね」
「やっぱりあれか?」
 アダムは苦い顔で言った、ビールを飲んでいるがその苦さで苦い顔になったのではないのは言うまでもない。
「俺達自身の問題か」
「おいおい、それ言うか?」
 ケインはアダムに焼き鳥を食いつつ突っ込みを入れた。
「それは仕方ないだろ」
「いや、けれど他に理由ないだろ」
「思い当たるのはか」
「実際ないだろ」
「それはな」
 ケインも苦い顔になった、そのうえでの返事だ。
「俺だってな」
「思い当たらないだろ」
「どうしてもな」
「やっぱりな」
 どうしてもという感じの言葉だった。
「背だよ」
「それだよね、どう考えても」
 イブも言ってきた。
「僕達小柄だからね」
「四人平均で一六五か」
 アベルはその背の具体的な数字を出した。
「確かにな」
「低いよな」
「ああ、低いさ」
 アダムにもこう返した。
「実際な」
「背が低いとそれだけな」
「外見が映えないからな」
「だからな」
 そのせいでというのだ。
「俺達メジャーデビュー出来ないんだよ」
「そうなんだな」
「ああ、それじゃあな」
「俺達は背のせいでか」
「メジャーになれないのかもな」
「難儀な話だな」
「ユーチューブに動画あげてもな」
 それでもとだ、ケインも言ってきた。 
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