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『腐敗の館』

作者:零那
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『空中浮遊』



伝える術、始める術、踏み出す術、踏ん張る術。

全て全て、何をするのも何を言うのも、自分だけじゃどうにもならない。

不確かな未来。明日さえ、今日でさえも、グラついてるのに。

何を信じて何を目標に生きてくの?

嫌なこと忘れたいこと全てに目を背けてしまいたい。逃げ出してしまいたい。

嘘も言い訳も上手じゃないから、負けることも上手じゃないけど。

それでも上手に逃げる言い訳なんか探したりして。

愚かな醜い此の心を棄ててしまいたい。

どう向き合ってきたのかな、どう対峙してきたかな。

出来てた筈なのに背を向けてしまったよ。

もう少し待って、向き直るから。必ず向き合うから。

どんなに腐敗した過去も、欠片も棄てないから...。


 
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