オズのガラスの猫
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第七幕その一
第七幕 ジュースの泉とホビット達
一行は黄色い煉瓦の道を進んでいきました、そしてです。
その中で、です。オズマはこの日のお昼御飯であるアクアパッツァ、鯛のそれを食べつつこんなことを言いました。
「ううん、このお料理もね」
「美味しいですよね」
「ええ、白ワインとオリーブオイルそれにね」
「大蒜とトマトも利いていて」
「美味しいわ」
こうナターシャに言いました。
「本当にね」
「そうですね」
「そう、そしてね」
アクアパッツァと共にスパゲティも出しています、この日のスパゲティはペスカトーレ海の幸のそれです。
「ペスカトーレもね」
「美味しいですね」
「イタリア料理は海の幸もいいから」
美味しいからというのです。
「最高にね」
「そうですよね」
「イタリアっていうと」
オズマはこうも言いました。
「とにかくオリーブと大蒜、そしてトマトだけれど」
「この三つがですね」
「ええ、今も使われているわね」
「お魚のお料理にも」
「それがまた素敵な味なのよ」
「大蒜は香辛料でもありますけれど」
ナターシャはペスカトーレをフォークで丁寧に取って食べつつ言いました。今回の冒険の目的であるそれのことを。
「こうした使い方もあるんですね、アクアパッツァみたいな」
「そうよね」
「イタリア人も面白い使い方しますね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「河豚に合うかしら」
オズマは大蒜と河豚はと思うのでした。
「どうかしら」
「それはちょっと」
ここで恵梨香が言ってきました。
「本当に想像したことないです」
「貴女もなのね」
「どうも」
「日本では河豚を食べるけれど」
ジョージもアクアパッツァを食べつつ言います。
「それでもお鍋とかお刺身でね」
「イタリア料理とかには使わないね」
見れば神宝もアクアパッツァを食べています。
「そういえば」
「そうそう、フライにはするかも知れないけれど」
カルロスハアクアパッツァのスープを美味しく楽しんでいます。
「それでもね」
「ええ、洋食系にはあまりね」
恵梨香は三人の男の子にもお話しました。
「調理しないから」
「大蒜と組み合わせることも」
ナターシャも恵梨香に言いました。
「ないわね」
「ちょっと聞かないわ」
「そうよね」
「聞かないならやってみればいいのよ」
ここで言ったのはガラスの猫でした。
「自分達でね」
「貴女はそうした考えなのね」
「そうよ、聞かない見たことがないならね」
それならとです、ガラスの猫は自分のお顔を洗いながらナターシャにも言いました。
「それなら自分達でよ」
「やればいいのね」
「ものは試しでね。違うかしら」
「そう言われると」
ナターシャにしてもでした。
「そうね」
「そうでしょ?だからね」
「ここはなのね」
「やってみることよ」
自分達でというのです。
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