きららファンタジア 呼ばれたのは魔法使いで侍だった
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第1話 救う旅
狼牙ときららとランプとマッチは話をしていた。
「貴方は?」
きららは狼牙を見て聞いた。
「俺は神山狼牙、魔法使いである男に作られた侍だ」
狼牙は片手にボロボロになった刀を片手に持ちながら辺りを見た。
「あの、狼牙様は武器は持ってないんですか?」
ランプは狼牙に聞いた。
「さっきゴーカイスラッシュを使用したからな技に耐えられなかったみたいだ」
そう言って刀を指でつついた瞬間刀の刀身は粉々に砕けた。
「とりあえず、武器がほしいんだが」
狼牙はそうきららとランプに言った。
「刀とは?」
ランプは狼牙に聞いた。
「俺の世界にある武器だ」
そう狼牙は片手に刀の鞘を持ち歩き始めた。
ーーー里ーーー
狼牙はきららとランプとマッチと共に里に着き鍛冶屋に向かった。
「ポルカなら強い武器を作ってくれる筈ですよ」
きららはそう狼牙に言った。
「まぁ、扱いやすい剣はやめてくれよ」
狼牙はそう言って歩き始めた。
ーーー鍛冶屋ーーー
狼牙達は鍛冶屋に着きポルカと話をしていた。
「それでポルカ剣を作ってくれない、頑丈なのを」
ランプはそうポルカと呼ばれる女性に言った。
「別に構わないけど素材が今足りないんだよ」
そうポルカはランプときららに言った。
「なら、素材があれば作れるのか?」
狼牙はそうポルカに聞いた。
「う、うん!一応な」
ポルカはそう狼牙に言った。
「わかった、なら木刀を貸してくれ」
狼牙はそうポルカに言った。
「いや、ならこいつを持って行きなよ」
ポルカは真っ直ぐな剣を狼牙に渡した。
「いいのか?」
狼牙はポルカに聞いた。
「おう!その剣がボロボロになっても困らないから」
ポルカはそう言った。
ーーー森ーーー
狼牙ときららとランプとマッチは素材を集めるために森に向かった。
「狼牙様はソラ様を救ってくれますか?」
ランプはそう狼牙に聞いた。
「誰だ?ソラって?」
狼牙は目を閉じたまま森を歩いていた。
「ソラ様はこのエトワリアの女神様なんだ」
マッチはそう狼牙に言った。
「女神様に何かあったのか?」
狼牙はそうランプに聞いた。
「私達が尊敬していた神官のアルシーヴがソラ様を封印したんです!信じていた人がソラ様を封印して世界を我が物に使用としているんです!」
ランプは涙を流しながら言った。
狼牙はゆっくりと歩くのを止めてランプの目の涙を指で拭い笑顔で言った。
「俺がランプやきららや猫っぱちの希望になってやる!アルシーヴは俺が倒すから安心しろ」
狼牙はそうランプに言った。
「狼牙様!」
ランプは泣きながら狼牙に抱きついた。
「さて、隠れてないで出てきたらどうだ?」
狼牙はそう森に隠れている敵に言った。
「もきゅー!」
クロモンが18体出てきた。
「クロモンです!」
ランプはそう言った。
「離れてろ!」
狼牙は剣を片手に持ちながら言った。
「こいよ!雑魚が!」
狼牙はそうクロモンに言った。
クロモンは一斉に攻撃を仕掛けた。
狼牙は剣に魔力を注ぎ込んだ。
「消えやがれ!炎のたてがみ!」
狼牙は片手から炎を放った。
炎はクロモンに直撃した。
「っち!雑魚に使うのは嫌なんだがな!」
狼牙は剣の魔法を解放した。
「幻想大剣天魔失墜(バルムンク)!」
狼牙は強力な一撃をクロモンに向けて放った。
強力なエネルギーの塊はクロモンを全て吹き飛ばした。
「す、すごい」
きららはそう言った。
「さてと、この辺りだよな」
狼牙はそう言って辺りを見た。
「あっ!狼牙様!あれ!」
ランプはそう言って崖の下を指差した。
そこには黒鉄の宝石があった。
「行ってくる」
狼牙はそう言って崖から飛び降りた。
「狼牙様!」
いきなりの事にきららとランプは驚いていた。
だが狼牙は飛び降りた瞬間背中に黒い翼を生やした。
「お待たせ」
狼牙はそう言って空から降りてきた。
「あの、今何があったんですか?」
ランプはそう狼牙に聞いた。
「ん?魔法で背中に翼を生やしただけだが?」
狼牙はそう言って歩き始めた。
ーーー里ーーー
里に帰り狼牙はポルカの鍛冶屋で狼牙が刀を作っていた。
狼牙の魔法の力を使い刀は従来の刀より何万倍も頑丈で魔法にも耐えられる特注品を作った。
「へぇ~これが刀か」
そうポルカは狼牙が打った刀を見て言った。
その刀は銀色で刀身には狼の文字が描かれていた。
「試し切りをしたいんだが」
狼牙はそうポルカに言った。
「あっ!なら大木があるからそれを切ってみたら」
そう言ってポルカは大木に案内した。
そこには4mの木が置いてあった。
「よし!」
狼牙は刀に力を溜めた。
「風の傷!」
強力な斬撃が大木を切り裂いた。
狼牙は刀を鞘に戻してきららとランプを見た。
「世話になるぜ」
狼牙はそう言って歩き始めた。
ーーー神殿ーーー
「面白そうなクリエイトが現れたわね」
そう小さなピンクの髪の少女が言った。
「あれは私達の敵になるのでしょうか?」
青髪の綺麗な年上の女性はそう言った。
「例えどんな奴が来ようともこの私が倒すまでだ!」
そうアルシーヴは片手を強く握り言った。
続く
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