仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット
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第11話『史上最大のhunting』
「ここがデンジャラスフロンティアのゲームエリアか…」
「随分荒れた場所だな。」
永夢と大我はゲームエリアを見渡している。
『そこはストーリークエストのラストステージ、通称“神域”だ。デルタドロスの行動パターンはゲームをプレイしたから解っていると思うが、気を抜かないで欲しい。』
ゲームエリアにアクセスしているレイズから通信が入る。
「当たり前だ。さっさとオペを終わらせるぞ。」
飛彩が先導し永夢達はドラゴナイトハンターZのガシャットを起動させる。
《ドラゴナイトハンター!Z! デンジャラスフロンティア!》
《ブレイカー!》
《スラッシャー!》
《シューター!》
《クラッシャー!》
「特殊術式…」
「特殊戦術…」
「グレードクエスチョン…」
「だ~い大!」
「「「「変身!」」」」
《gashatt!gachaan!Level up!Drago knight~ drago knight hunter!agaccha!デ!ン!ジャラスフロンティア!デン!ジャラス!フロンティア!》
《エグゼイド!ブレイブ!スナイプ!ゲンム!》
4人は変身し、エグゼイドは巨大なハンマーを、ブレイブは大剣を、スナイプは二丁拳銃を、ゲンムは巨大な銃剣を装備する。
『クエストが始まった。気を抜くな。』
レイズの言葉通り、デルタドロスバグスターが現れ、エグゼイド達に咆哮し、エグゼイド達の聴覚にダメージを与えるが、聴覚保護のカスタマイズをしていたゲンムは怯まずデルタドロスに斬り掛かる。
「いくぜ!」
ゲンムの攻撃によってデルタドロスバグスターが怯んだことでエグゼイド達は一斉に攻撃を始める。
「くっ、硬い!」
ブレイブの斬擊は確かにデルタドロスバグスターに攻撃として入っているが、デルタドロスバグスターの甲殻は硬く、弾かれてしまう。
「こいつでも喰らえ!」
スナイプはデルタドロスバグスターの頭部に徹甲榴弾を直撃で放ち、デルタドロスバグスターを怯ませる。
「なら、俺も頭を狙うぜ!」
エグゼイドはハンマーにエネルギーを溜めてデルタドロスの頭部を攻撃。その攻撃がクリティカルヒットし、デルタドロスバグスターはめまいを起こして棒立ちしている。
「神のぉぉぉ、一撃ぃぃぃぃ!」
ゲンムは銃剣にエネルギーを溜め、めまいが治ったデルタドロスバグスターの足下に強力なエネルギー弾を放ち、デルタドロスバグスターはその爆発で倒れ、ゲンムとブレイブはデルタドロスバグスターの尻尾を切り落とそうとしてそこに斬擊を放つ。
「あいつら、上手くやれているな。」
「ああ。まあ、エグゼイドと花家先生は上手くあっていないみたいだけど。」
病室でプロットとレイズが話している。
「俺の中から出てきたバグスターは全部で7体。だが、俺達が使うドーズフロップは6つ。確実にどれかのゲームから二体のバグスターが生まれたことになる。そうなれば、おそらくこのゲームで、あのモンスター…起点龍 オリジオスだろう。」
「プロットも同じことを考えていたか。」
「まあな。唯一の救いは、グラファイトのように人型にならず、ただ暴れまわるドラゴンのままだったことだな。」
プロットとレイズは自分達の状況の考察をしていた。
「俺のメスで切って見せる!」
ブレイブの溜め斬りによってデルタドロスバグスターの尻尾が切断される。
「こっちもいくぜ!」
エグゼイドのハンマーによるラッシュでデルタドロスバグスターの2本目の角が破壊される。
「喰らえ!」
スナイプはデルタドロスバグスターの足下に爆撃弾を放ち、デルタドロスバグスターの足下が爆発。そのダメージでデルタドロスバグスターは再び倒れる。
「よっしゃ、今だ!」
エグゼイドはデルタドロスバグスターの背中にハンマーで何度ダメージを与え、背中の甲殻を破壊する。
「こっちも終わりだ!」
スナイプは再び徹甲榴弾を放ち、デルタドロスバグスターの最後の角を破壊する。
「フィニッシュは、必殺技で決まりだ!」
「お前を切除する!」
「こいつで終わりだ!」
「不正なバグスターは削除する!」
《Dragoknight dangerous critical strike!》
「ぅおら!」
「はぁっ!」
「喰らえ!」
「フッ…」
4人の攻撃がデルタドロスバグスターに直撃し、デルタドロスバグスターは爆散した。
「よし、ゲームクリアだ!」
ファンファーレを聞いたエグゼイドが喜ぶと、突然警戒音が鳴り響く。
『待て、まだ終わりでは無い!乱入クエストだ…』
レイズの連絡で場の空気が緊張する。そして、細長い体でありながら二足歩行で前足から翼の生えた龍が現れた。
『奴はミッションクエストの乱入ボスの中の隠しボス…起点龍 オリジオスだ。』
「オッケー。ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」
「これより、オリジオス切除手術を始める!」
「ミッション、開始!」
「コンティニューしてでも、クリアする!」
4人はポーズを取り意気込むが、
〝グアァァォオウゥゥッ!〟
オリジオスバグスターは凄まじい咆哮をあげ、大地が轟き、エグゼイド達はその衝撃波で吹き飛び、聴覚保護を着けたゲンムですら耳を塞ぐ。
「やはり奴の超咆哮には私の聴覚保護も無意味か!」
それでもいち早く戦線復帰したゲンムはエネルギー弾をオリジオスバグスターに放ち続ける。
「俺達も行くぞ!」
吹き飛ばされたエグゼイド達も立ち上がり、戦闘に参加するが、
「何ッ!攻撃が通らない!」
「駄目だ!立ち上がっているからめまいを狙えない!」
「弾がよけられる!」
3人のメインの戦闘方法がオリジオスバグスターに通らずダメージを上手く与えられない。しかし、
「どうしたオリジオス!君の力はそんなものか!」
ゲンムはエネルギー弾の発射とリロードを繰り返し、微弱なダメージを確実に与えてゆく。
〝グアァァォオウゥゥッ!〟
オリジオスバグスターは尻尾の薙ぎ払いでゲンムを吹き飛ばそうとするが、ゲンムは武器でガードし、再びエネルギー弾の発射とリロードを繰り返す。
「とにかく、間合いに入り込むしかないな!」
エグゼイドは走りながらエネルギーを溜めてオリジオスバグスターを攻撃するが、その攻撃にゲンムも巻き込まれしまい、ゲンムが怯んだ瞬間、オリジオスバグスターの尻尾の薙ぎ払いがゲンムとエグゼイドを襲い、弾き飛ばされる。
「これの出番だな。」
《全快》
ゲンムは近くにあったエナジーアイテムを使い、残りわずかであったライダーゲージを完全に回復する。
「しばらく退いてろ!俺がやる!」
スナイプはある限りの徹甲榴弾を全てオリジオスバグスターの脚に打ち込み、辺りは爆発を起こしてオリジオスバグスターの後脚の爪が破壊される。するとオリジオスバグスターは再び咆哮をあげ、ゲンム以外はその咆哮でダメージを受ける。
「なんて強さだ!」
ブレイブは必死に立ち上がるが、オリジオスバグスターは飛び、ブレイ立ち上がったブレイブに突進で大ダメージを与える。
「今だ!神のぉぉぉ一撃ぃぃぃ!」
ゲンムは着地したオリジオスバグスターにチャージしたエネルギー弾を放ち、怯ませる。
「今がチャンスだ!」
オリジオスバグスターが怯み、地面に倒れると、エグゼイドはすかさず頭部に向かってハンマーで叩き続ける。その間にもゲンムはエネルギー弾の発射とリロードを行い脚にダメージを与えていた。
「それなら、こっちはこれだ!」
スナイプは爆撃弾を使い、立ち上がっているオリジオスバグスターの上半身と翼を攻撃し、エグゼイド達を巻き込まないように撃つ。
「どうやら、こいつの尻尾は切れないようだな。それなら!」
ブレイブはオリジオスバグスターの右の後脚に張り付くように位置取りをして攻撃を続ける。
「鏡先生、そちらに行きますよ!」
ゲンムは再びチャージしたエネルギー弾を放ち、オリジオスバグスターはブレイブのいる方に倒れ、もがき、エグゼイドのハンマーによってオリジオスバグスターの角が破壊される。すると、オリジオスバグスターは怒るように空を飛び、口からエネルギー弾をエグゼイド達のいる一帯に放つ。ゲンムとブレイブはそれぞれガードしているが、ガードのないエグゼイドとスナイプは回避を繰り返していた。そして、オリジオスバグスターの攻撃が終わり、降りてくる。
「今だ!」
《発光》
エグゼイドは発光のエナジーアイテムでオリジオスバグスターの視界を奪いオリジオスバグスターを墜落させ、エグゼイド達は一斉に攻撃を仕掛ける。
「これでどうだ!」
「ここを押し切れば!」
エグゼイドとブレイブはチャージ攻撃でそれぞれ翼を攻撃し、翼膜がボロボロになる。
「なら、こいつでどうだ!」
スナイプは貫通弾で胴体の細長いオリジオスバグスターに複数にわたってダメージを与える。ゲンムは変わらずエネルギー弾の発射とリロードを繰り返している。そして、オリジオスバグスターは立ち上がり、再び咆哮でエグゼイド達を攻撃し、ゲンムはガードで防ぐ。
「まだ勝てないのか。」
「だが、こっちの攻撃は確実に通っている。あと一歩だろう。」
スナイプは後脚の中央を、ブレイブは右の後脚をそれぞれ陣取り、攻撃を続けている。すると、立ち上がっていたオリジオスバグスターは急に4足歩行に切り替え、スナイプは下敷きとなりダメージを受ける。
「大我さん!」
「無免許医!」
エグゼイドとブレイブは心配するが、
「気にするな!ゲームに集中しろ!」
スナイプは回転しながら回避して貫通弾でダメージを与えながら2人の言葉に返答する。
「そろそろもう一度、神のぉぉぉ一撃ぃぃぃ!」
再びゲンムがチャージ攻撃を放ち、オリジオスバグスターは倒れ、もがく。
「今度こそ、押し切ってやるぜ!」
エグゼイドは背中に対して何度もハンマーで叩き、ブレイブはボロボロになっている翼に更にダメージを与え、スナイプは貫通弾を出来る限り撃ち、ゲンムは斬擊に攻撃を切り替える。
「そろそろいけるか!」
《Dragoknight dangerous critical strike!》
4人は必殺技を発動し、オリジオスバグスターの胸部に一斉攻撃を仕掛ける。
《QUEST CLEAR!》
その音声とともにオリジオスバグスターは爆撃し、エグゼイド達はデンジャラスフロンティアのバグスターに完全に勝利した。
「よくやってくれたな。」
《Dangerous frontier!》
プロットはデンジャラスフロンティアの起動を確認する。
「さて、残るはダーティネスだけだが、あいつは俺の手でやるか。」
「大丈夫なのか、プロット?」
「ああ。ダーティネスリバースだけは最初から起動出来ていた。」
「そうじゃなくて、そんな身体で大丈夫なのか!」
「問題ない。それに、あいつらの力では、ダーティネスには勝てない。だから、俺がやる。」
プロットはダーティネスリバースのドーズフロップを握りしめながら言った。
go to next game.
次回、仮面ライダープロット
最強最大の敵、ダーティネス。プロットは、最後の戦いに挑む。そして─次回『壊れ行くbrain』
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