インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第32話最終手段
1組の出し物が決まり準備は順調に進んでいた
メニューは少々変であるが…男子メンバーはまだ目を瞑ることができる範囲であった
そして今は出し物であるメイド喫茶の服の衣装合わせをしているが…
一夏「執事服が手違いで2着しかないと?」
聖成「らしい…」
空「なん…だと…」
これは完全に大きなトラブルであった
男子3人はその場で睨み合い…すぐさま
聖一空「「「最初はグー!じゃんけんぽん!」」」
じゃんけんを始めた
結果は聖成の一人勝ちであった
聖成「よしっ!って事で俺は裏方をやるz「なに言ってるの?外川君もホールに出てもらうに決まってるじゃん!」ゑ?」
谷本「え?」
聖成「確か…執事服って2着しかないよね?」
谷本「そうだよ?」
聖成「じゃぁなんで?」
谷本「まぁ、そこは…織斑君、原井君ちょっと外川君を取り押さえて連れてきて」
聖成「ゑ?」
聖成はお前はなにを言ってるんだ?と言いたげそうな顔をする
実際にそうである
執事服が2着しかないのにどうやって聖成は接客をするのだろうか
言われるがまま一夏と空は聖成の腕を掴み
空「そういうことだから」
一夏「悪く思うなよ…」
聖成「えっ、ちょ…俺なにされんの?ねぇ…ねぇってば!?」
1時間後
他の女子達がメイド服を試着しながら動いている
シャル「こういうのちょっとだけ憧れてたんだよねぇ」
セシリア「そうなのですか?私はチェルシーがいつも同じ格好でしたので見慣れていますわ」
箒「にしても…少々動きづらいような気がするぞ…」
ラウラ「そうか?私は動きやすいと思うぞ?」
その中に一夏達が入ってきた
それも執事服で
一夏「おぉ、箒達かなり似合ってるな!」
ヒロインズ達の方を見るたび一夏は褒めた
それに少々デレるヒロインズであった
シャル「あれ?聖成は一緒じゃないの?」
ちょっとした疑問であるが聖成はあの後どうなったのであろうか…
空「あぁ…それなら今からくるぞ」
ちょうどタイミングよく教室の扉がガラッと音がした
そこにはメイド服を着た黒髪ロングヘアーで身長はクラスの女子より少し高めでモデル体型の美少女が立っていた
鷹月「あれっ?こんな子うちのクラスにいたっけ?」
本音「ん〜わかんな〜い」
クラスの女子ですら検討がつかなかったが美少女が言葉を発した
謎の美少女「………死にたい/////」
その声を聞いた瞬間、クラス内全体が凍りついた
シャル「もしかして聖成なの?」
聖成?「……////」コクッ
無言で頷くがそう先ほど聖成は谷本に女装をされていたのであった
クラス内「「「「えぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!」」」」
谷本「いやぁ〜外川君、織斑君や原井君と違ってかなり肩が撫で肩だし結構細いからやってみたらかなりいけたよ。因みに胸の方にはパッド入れてあるよ」
聖成「何されるかと思ったら…まさかこんな事になるとは…」
一夏「にしても似合ってる似合ってない以前の問題でお前は本当に男子か?」
その姿を見たシャルロットは聖成に無言で近づいて来た
聖成「ん…なんだ」
シャルロットはそのまま聖成に抱きついた
そして…
シャル「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い〜〜!!!!」
暴走し始めた
聖成「ちょっ、シャル!何を////」
シャル「いや〜、可愛いよ!うん!可愛すぎるよ!もしかして聖成も僕と同じなの!?」
聖成「なわけあるか!生物学上ちゃんとした男だよ!」
シャル「わかった!戸籍上は女の子なんだね!?」
聖成「うぉい!?」
谷本「というわけで本番当日は外川君はこれで接客しま〜す!!」
聖成「なんでや〜〜〜!!!」
その後もシャルロットが聖成をずっと愛でているのであった
しかしそれは聖成にとってはある意味悲劇の始まりで後々この写真が取引されIS学園内だけだがプレミア価格になるまで発展する事を彼は知らない
聖成「あぁ…酷い目にあった…」
あの後やっとの事でシャルロットを離したが何故か勝手に写真を撮られまくり先ほど撮影会が終わったのである
部屋に戻り扉を開けるとそこには…
楯無「ご飯にします?お風呂にします?それとも…わ・た・し?」
バタンッ
聖成「……よし、落ち着け今のはおそらく開け方に問題があったんだ…ゆ〜っくり開ければ何も問題なくいつも通りの部屋だ、よしっ」
気を取り直して部屋に戻り扉を開けるとそこは…
楯無「私にします?私にします?それとも…わ・た・し?」
聖成(あれっ?おっかしいなぁ〜選択権がない…、仕方ない少しからかってみるか…)
そこにはなぜか楯無、しかもエプロンしか着てなかった
楯無「どうしたの〜?選択に悩んでるの?」
1学期に嫌という程、楯無がどうやって部屋に入って来たのが不思議だった聖成はとうとうそこの事についてはもう諦めたため特に問いはしない
少しからかうだと考えた聖成は楯無に近づいた
楯無「えっ…ちょっと…」
聖成は楯無の右腕を掴みあげてから壁に寄せる
聖成「あなたがそこまで攻めるなら……、本当に食べてしまいますよ?」
楯無「そ、それは/////きゅ〜〜//////」バタンッ
自ら吹きかけたとは言え急な出来事すぎて楯無はその場で気絶した
聖成「……やりすぎたな」
その後、楯無をベットに横にして起きるまでISのチェックをしていたが
よく見たら楯無はエプロンだけではなくその下には水着を着ていたが冷えるため聖成は布団をかぶせた
楯無が起きたのは1時間後でありようやく本題に移せた
その本題とは
楯無「今回はちょっとお願いがあって来たの」
聖成「あなたがお願い?珍しいこともあるんですね」
楯無「私だって1人の人間よ、不可能なことだってあるわよ」
聖成は話を聞きつつ台所に行って飲み物をさすだした
楯無「ありがと、それでね。そのお願いなんだけど…」
聖成「はい」
楯無「簪ちゃんのISの組み立てを手伝って欲しいの!」
聖成「簪…、あぁ〜思い出した。妹さんでしたね、なんでその子のISの組み立てを?」
楯無「それは…一夏君が関係しているんだけど…」
楯無はなぜ簪の専用機が組み立てられなかったのかを話した
その原因は一夏にあり、一夏と簪の専用機は同じ研究所で組み立てられいたが白式を組み立るのに陣営を集中させたため簪の専用機は組み立てられなかったのである
聖成「なるほど…、それで俺の所に来たと」
楯無「そうよ、だってあなたISを組み立てどころかコアから作ったじゃない」
聖成「いやそうですけどねぇ…、はぁわかりました。やりますよ」
楯無「本当!ありがとう〜!」
楯無は聖成が了承してくれたことが嬉しかったらしく思いっきり聖成に抱きついた
もちろん、先程のとうり露出度が高いため体の形が直に当たるのである
聖成「ちょっ!会長!?当たってます!///頼みますから離れてください!/////」
ガチャっと丁度、扉が開く音
その次の日、聖成の顔には再び拳の跡が残っていた
後書き
悲劇にから始まった学園祭(1人だけ)
まず頼まれた事をこなす聖成
はてこれからどうなることやら…
次回第33話打鉄弐式
聖成「……頼むから殺してくれ」
薫子「いいねぇ、今度こっち向いてみようか!」
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