八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百五十九話 女の子もするゲームその二
「私もね」
「結構条件あるね」
「だってね」
「抵抗があるんだね」
「そうしたゲームは」
「そうした人がいるのも事実だね」
「そうよね」
「僕はしないのは何となくだし」
興味がないと言えば嘘になるけれどだ。
「そうした場合もあるし」
「私みたいな場合もね」
「あるしね」
「人それぞれなのね」
「うん、僕も思うことは」
それはというと。
「まあ十八になればね」
「それぞれでっていうのね」
「決めれ遊べばいいよ。ただ本当に今もね」
十七歳、高校二年生でもだ。
「やっている人がいてね」
「それは結局のところよね」
「してはいけないとなっていても」
十八歳以上は遊べないとなっていることは事実でもだ。
「絶対にするなとか死刑になるとか」
「ないよ」
実際にというのだ。
「そこはね」
「そうよね、中学生の子がやっても」
「家でパソコンでやっている位じゃね」
そして自分のスマホでだ。
「結局家族に注意される位で」
「精々ね」
「どうってことないから」
少なくとも法律でそれで僕の友達が逮捕されるとかまずない、警察も注意まではしないと思う。家族が言う位だ。
「だからね」
「男の子達もしてるのね」
「クラスでね」
「そうした位なのね」
「まあそれで悪影響とか言う人もいるよ」
世の中にはだ。
「これアニメでも他のジャンルのゲームでも漫画でもあるけれど」
「何でもよね」
「映画でもね」
「昔ホラー映画の真似をして人を殺した話もあったし」
確か十三日の金曜日だ、犯人の名前もジェイソンだったとかいう有り得ない話だったと聞いている。
「文学作品でもあったし」
「影響受けてって話が」
「ゲーテの作品に影響を受けてね」
若きウェルテルの悩みだ、その作品は。
「主人公みたいに自殺する」
「そうした人もいたの」
「もう何でも言えるから」
「そうしたゲームでなくても」
「そんなこと言ったらね」
それこそだ。
「もう何でもきりもないし」
「言うだけ無駄なのね」
「そう、よくテレビの人が言うけれど」
コメンテーターとかがだ、学者だったりタレントさんだったりするけれどまともな学者さんかと思う人も多い。
「そのテレビでアニメはやっててドラマもね」
「ドラマに影響受ける人もいるわね」
「人は何にでも影響受けるから」
むしろ受けない人の方が珍しいだろう。
「もう言っても仕方ないよ」
「そうよね、人と人のお付き合いでも影響を受けるし」
「環境とかね」
「朱に混じればっていうしね」
赤くなるだ、環境や人にも影響を受ける。
「結局そうしたゲームを悪影響とか言うのは意味がないよ」
「むしろね」
「むしろ?」
「自分が嫌いな対象への攻撃になるわよね」
「ああ、社会的影響とか大義名分にして」
「そのジャンルのゲームを潰すとか」
この場合はアダルトゲームをだ。
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