サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
552
ハナダシティにて
研究所を出た後、サトシはハナダシティの
とある場所に来ていた。
そこは、、、
サトシ:「ハナダ水族館、、って言っても、
水族館の面影はもうないな、、」
サトシが訪れた場所、それは
かつてサトシが共に旅をした仲間の一人、
カスミの経営していた
水族館兼ハナダジムだった。
サトシ:「経営してなくても、
住んでる可能性は少しくらいあるよな」
正面から建物を見つめたサトシは裏に回り、
入り口とインターホンをみつけた。
サトシ:「、、すいませーん」
インターホンを押すも、向こうからの
返答は無い。間を置いて数回押したが、
結果は同じだった。
サトシ:「、、やっぱ、もっと早く
くれば良かったよな」
改めて山籠り時代を後悔するサトシ。
入り口に背を向けると、ヒロシから借りた
アークを取り出した。
すると、、
???「、、、サトシ君?」
サトシ:「!?」
突然、インターホンから女性の声が聞こえた。
しかし、声質や呼び方を考慮すると、
それはカスミの声では無く、
サトシもその事には間を置かずに気づいた。
サトシ:「あ、俺です!
マサラタウンのサトシです!」
⁇?:「やっぱり!
どこか面影あると思ったわ♪」
???「サクラお姉さん、誰とお話ししてるの?」
???「見せて見せて♪あら、この人は確か、、」
返答したのはカスミを除く
ハナダ三姉妹の長女サクラ、そして
後から介入してきたのもその姉妹の
アヤメとボタンであると確信したサトシは
すかさず本題に入ることにした。
サトシ:「お久しぶりです!ところで、
カスミはいますか?」
サクラ:「生憎あの子はずっと家に居ないわ。
そこに居るのもなんだら、とりあえず
中へどうぞ♪」
しばらくするとドアが開き、
出迎えたサクラに案内されサトシは
中へ入った。
ページ上へ戻る