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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第8章 日常編
  驚愕!

「コージが・・・凍りつけだと・・・!!?」

「よく見て!!!コージがドラゴンの時の姿だよ!!!!」

ラクサスとシャンディーは驚きながらそう言う。

「お兄・・・・・・ちゃん・・・・・・!!!!」

ウェンディは動揺を隠せない。

「待ってろ!!!!今溶かしてやるーーーー!!!!
 うおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

ナツさんはそう言い、口から炎のブレスを放った。

「おい火竜(サラマンダー)!!!火力が足りねーぞ!!!!
 全然溶けてねーぞ!!!!」

「何ぃぃっ!!?このおおおおおおおおっ!!!!!」

ガジルさんの言葉にナツさんは炎をさらに威力を上げてブレスを放つ。


ドロォ・・・


「少ししか溶けてないよ!!!!」

「クッソオォォォォォォォォォォッ!!!!」

ナツさんはさらに火力を上げる。

「私が・・・・・・!!!!援護します!!!!」

ウェンディがそう言ってきた。

「天竜の咆哮!!!!」

ウェンディは口から竜巻のようなブレスを放ち、
ナツさんのブレスの威力と火力を上げた。


ジュゥオオオ・・・!!!!


「結構溶けてきたよ!!!」

「もう一息だ!!!」

「うおおおおおおおっ!!!!」

「はあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

俺達の言葉にナツさんとウェンディは頑張ってくれる。


ドロドロドロォ・・・・・・






























ジュゥゥゥゥッ!!!


「ん?熱いっ!!?アチャアチャチャ!!!!」

「溶けたよ!!!!」

「よっしゃーーーーーーーーっ!!!!」

「アッツ!!!アッツゥ!!?な、何だ!!?一体何なんだ!!!??」

「コージ!!!!」

「お兄ちゃん!!!!」

「ん・・・ウェンディ・・・!!それにナツさん達も!!!」

俺は驚き、すぐに人の姿に戻る。
どうやら闇分身達がうまく呼んでくれたようだ。

「お兄ちゃん!!!!」

ウェンディはすぐに俺に抱き付く。

「お兄ちゃん!!!お兄ちゃんっ!!!!」

「ウェンディ・・・。」

かなり心配させちまったな・・・・・・。

「悪かったな・・・。」

「もう・・・お兄ちゃんのバカァ・・・。」

そこまで言うか・・・・・・ま、仕方ないか。

「ごめんごめん・・・。」

俺はそう言い、ウェンディの頭を優しくなでる。

「よぉーーーーしっ!コージはもう無事みたいだな!!!!」

ナツさんがそう言う。

「何があったかは、まぁだいたいは予想着くな。」

ラクサスさんがそう言う。

「まぁ・・・先程の見た通り、
 凍りつけになってしまいました。」

俺はそう言うしかなかった。

「おーい!!それじゃあ。」

「俺達は消えるぜ。」

「ああ。ありがとうな。」

俺は闇分身達に礼を言い、消した。


ボン!ボォン!


「・・・他の人達にも心配かけたな・・・・・・。」

消えた闇分身の記憶が俺の頭に流れ、俺はそう言うのだった。

「で、相手のドラゴンはこの穴の中か?」

「ええ。俺その穴を覗いたら、丁度そこから出てきましたよ。」

ガジルさんの言葉に俺はそう言う。

「よぉーーーーし!!!!
 コージを凍りつけた借りを返してやるぜ!!!!」

「おーう!!!!」

ナツさんは張り切ってそう言う。
シャンディーもノリでそう言う。

「ギヒッ!とっととドラゴン退治をするぜ。」

「だな。大魔闘演武の時は、倒せなかったからな。」

ガジルさんとラクサスさんもやる気十分の様だ。

「っ!!!」

「どうしたの、お兄ちゃん?」

俺の様子にウェンディがそう言う。

「こいつは・・・・・・。」

「ん?」

「何だ?」

「・・・・・・どうやらあっちからやって来たみたいだ。」

「「「「「!!!」」」」」

俺の言葉に全員が驚く。


ドン!ドン!


「足音だ!!!」

「デケェなぁ。」

足音はどんどん近づいてくる。


ドン!!!ドン!!!ガシィ!!!!


「「「「「「!!!!」」」」」」

巨大な薄水色のドラゴンの手が出て来た!!!!
手は穴の近くの氷のを掴んだ。

「何だ何だ?また死にたい奴が出て来たか?」

今度はドラゴンの頭だけが現れた。
薄水色で角が2本生えており、鱗は刺々しい感じのドラゴンが現れた。
しかも、エクリプスの時のドラゴン達よりはるかに大きい。

「出やがったな!!!!」

俺以外の全員が構える。

「おやぁ~?さっきのガキがいるよぉ~?
 俺達が氷漬けにしたのに~、よーく復活できたねぇ~。」

「「「「「!!?」」」」」

先程のドラゴンに顔は同じが口調の違うドラゴンが頭だけ出て来た。

「ああっ?弱い人間がたくさん出てきやがって!!!」

またも同じ顔で口調の違うドラゴンが頭だけ現れた。

「3頭もいたのか!!!」

「けどこっちは6!数なら勝っています!!!」

ガジルさんとウェンディがそう言う。

「いえ・・・数とかの以前に・・・
 こいつはとんでもないドラゴンなんだ!!!!」

「あぁ?」

「?」

「どういう事・・・?」

皆俺の言葉に疑問を持っている。
当然と言えば当然だが・・・力や魔力だけの話じゃない!!!
このドラゴンは・・・・・・!!!!


「その通りだ。」

「へっへ~。」

「ふん、当然だ。俺達は・・・」

そう言い、その姿を俺達に見せる。






































































































































「「「俺達は1頭なんだよ(ぉ~~~~~)!!!!」」」

奴等は3頭のドラゴンではなく3つ首のドラゴンなのだったからだ。

「な・・・ぁ・・・!!!」

「マジかよ・・・・・・!!?」

「こんなのって・・・!!!」

「・・・・・・!!!!」

「あ、ああ・・・。」

ナツさん達全員が驚愕していた。

「俺も見た時は驚いたよ。まさかこんなドラゴンに会うなんて・・・!!!!」

俺はそう言うのだった。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。
遂に登場、氷のドラゴン!
イメージは遊戯王の『氷結界の龍トリシューラ』で、
身体全体が刺々しくした感じです。
そしてコージ達はそのドラゴンとの対決になりますが、
話を途中途中な感じで出すかもしれません。
また、今月に出しますがいつになるかはわかりません。
お許しください。次回もお楽しみに!! 
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