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雪音クリスの休日

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03

 遊興施設を出た二人を追跡していた一同に、SONGの地上兵力が合流した。
「重武装した一般兵力180名っ、風鳴「元」司令を逮捕拘禁するために集合致しましたぁっ!!」
「「「「宜しい」」」」
 許しがたい痴漢で円光男を、堀の中だとか、SONGの地下千メートルにある施設に隔離して、永遠に太陽を拝めないようにしてやって、国宝級で超度7のチルドレンぐらい貴重な、イチイバル装者を弄んだクズ野郎を、どっかのグリフィスさんぐらいの拷問三昧の日々を送らせてやろうと考えている一同。
「地上部隊っ、隠密行動を取れっ、展開っ!」 
 二人に見つからないよう、カメラや収音マイクも設置され、その一挙一動は司令部でもモニターされ、司令が「ガングニールだと?」とか言わないで済むよう、エルフナインとか司令部オペレータ達が鬼のような顔をして監視体制に入った。
「聖遺物保持者で純粋な装者、それが我が国家や、世界的にどれだけの価値を持っているのか、理解していなかったようだな、風鳴よ」
 もう問題はSONG内での不祥事では済まず、国家公安委員会の案件を超えて、内閣調査室とか内閣府の案件になり、内閣と防人の一族が緊急招集されるぐらいの大問題になり、風鳴「元」司令には、国家反逆罪の罪状が用意された。

「パパにお弁当作って来たの~~」
 遊興施設から公園に移動して、今度は体操服プレイに及ぼうとしている二人。
 ランチョンマットを敷いて、普通のご家族のように弁当を広げる二人だが、実の父親の隣に座って、体操服からはみ出したフトモモとかケツ肉をガン見せしながら、「ア~ン」する女子高生の娘はこの世に存在しない。
 周囲の誰が見ても援助交際のカンケイで愛人で、リディアンの制服ではなかったが、マニアが見ればリディアンの体操服だとすぐに判明して、巨乳の前にも「雪音」と大書してある。
「は~い、パパ、どれから食べる~? じゃあ~、まずツナサンドから、ア~~ン」
 もう司令の膝に乗りかかるようにしてベッタリ張り付き、今にも「口移し」「ホッペに付いたマヨネーズをペロペロ」とか開始しそうなクリスを観察している司令部。
 その甘々でデレデレの表情は中央大型モニターに投影され、証拠物件として録画収集。緊急招集された内閣でも防人の一族でも同じ監視映像を見ていた。
「くそうっ、クリスちゃんはあんなに幸せそうにしてっ、畜生っ、チクショウッ!」
 SONG内でも隠れた人気があったクリスの信奉者も、あんなキッツイ性格の娘をデレデレにしてしまった「元」司令に「もげろっ!」の合唱が響いた。

(ったくウルセーな? なんでヘリがガンガン飛んでるんだよ? パパの声聞こえねえっつうの、何か事件でもあったのか?)
 自分が起こした災害で事件で犯罪行為で災厄だと思わず、自分の愛人で「パパ」を国家反逆罪の大罪人にして、死刑判決とかも必要なく、射殺される寸前に追い込んでいるのには気付いていないクリス。
「美味いか? どうだ? あたしにだって少しぐらい女らしい事出来るんだぜ」
「ああ、クリス君は何でも出来る良い子だ」
「エヘヘヘッ」
 何でもできる完璧超人だと受け入れられないので、部屋を片付けられないADHD女だとか、料理できない系で殺人料理やダークマターを制作したり、くだらない付加情報が付くのが普通だが、クリスには特に後付けされず、「指に絆創膏一杯貼って、包丁扱うのに苦労しました」みたいなキャラ設定も付けられていなかった。
「あんなに嬉しそうに笑ってるクリスさん、初めて見ました。司令は一体どんな魔法を?」
 エルフナインとかも泣いてしまい、この少女の一時の幸せを奪って良いものかと思い始めた。

 その後も「カラアゲもア~~ン」「オニギリもあるんだゼ、ア~ン」もやって、デザート口移しで「キスの味はイチゴ味」に及ぼうとしたところで、スナイピングポイントからスコープの反射を見た司令がクリスを押し倒した。
「いかんっ」
「ああんっ(///)」
「「「「「「「「「「「ああっ、こんな昼間の公園でっ!」」」」」」」」」」
 クリスの全面投影部の面積は圧倒的に乳が多い。そこでスナイパーからクリスを守ろうとした場合、必ず乳を押して動かし、まず頭を守るために抱き締めて周囲を警戒しなければならなかった。
「パ、パパ、こんな所でっ、でもあたしならいいゼ」
 クリスさん完全受け入れ態勢完了の準備オッケー、その頭の中ではウェディングベルとか鳴り響き、受胎告知の天使が下りて来て妊娠の告知もされた。
「間違いだったか? まさか休日の公園でシンフォギア装者を狙う訳がないか」
 スコープのヘアラインのど真ん中に置かれているのは、クリスではなく司令の方だが、さすがに数百メートル向こうのプロのスナイパーなので、殺気も気配も何もかも消し去って行動していて、格闘家や防人の家系でも殺気を検知できなかった。

「風鳴を今すぐ射殺しろっ!」
 SONG司令部よりも上位から命令が下り、元司令射殺許可。
「奴を今すぐ止めろっ、地上部隊っ、突入開始っ!」
「「「「「「「「「「「「うおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」
 中央モニターとか、内閣府とか、各関係省庁で監視されている映像に、クリスのメスの顔と、発情して男を受け入れる状態になって、完落ちして首を縦に振り、目を閉じる顔が大アップで垂れ流されてしまった。

「クリス、君には言っておかなければならない事がある」
「えっ?(///)」
 普通の体制に戻され、向かい合って話し始める二人、クリスの前には書類が出され、ペンなども出された。
(そんな、婚姻届けとか後でいいのに……)
 クリス的には「実印」さえ押してくれたら、即オッケーで子作りして寿退社して退学するつもりなのだが、これから書類手続きをして、その後、婚約、結婚になり、今からプロポーズされて、婚姻届けの妻の欄に自分の名前を記入して判子も押し、司令の戸籍の妻の欄に自分の名が収まるのを期待する。
「以前から言っていたように、卒業すれば私達、風鳴の家に来て欲しい」
「ハイ……」
 クリスは司令からのプロポーズを受けて、卒業即結婚のコースだと思って幸せの涙を流し始めた。
 プロポーズの言葉の中に「達」と言う余計な漢字が混じっていたが、旧家なので親族の手前、家に嫁入りするのは仕方ないと思った。
「時間は掛かったが、書類も用意した。君を風鳴の家の「養子」とするための書類だ、単身者が娘を迎えるのは難しいので、それまでに私も「妻」を迎えておくつもりだ」
「へえ?」
 クリスの脳神経回路は、今の司令の言葉を理解したくなかったが、この人物は自分を風鳴の家に「養子」として迎えようとしていて、その上、パパはクリスが卒業するまでに「妻」を迎えて万全の体制を整えてから自分を「娘」として戸籍に追加しようと画策していたのに気が付いてしまった。
「君がいつか嫁入りする日まで、風鳴の家で礼儀作法や家事を覚えてもらったり、武道の鍛錬もして貰わなければならないが、君には才能がある、立派にやり遂げてくれて、どこに出しても恥ずかしくない娘として、嫁に出せると期待している」
 ほんの数瞬前、自分はこのオッサンからプロポーズされて嫁入りするのを応諾したはずなのだが、話が右斜め上過ぎて脳が受け入れを拒否した。

 その頃、司令部には翼が顔を出して、叔父から相談されていた内容の通りの出来事が、中央モニターに映し出されていたので、真顔で喜んだ。
「何だ、皆も雪音を心配していたのだな、以前から司令に相談されていてな、弦十郎叔父を父と敬っている雪音には、正式に娘の地位に迎えるのが良いだろうと話していたのだ」
「「「「「「「「「「ハアアアッ?」」」」」」」」」」
 人間じゃないホムンクルス、エルフナインちゃんでもドン引き。デート途中に電話してきて、経過を聞いていたのも翼である。
 風鳴司令にクリスを娘として迎えるよう提案して、養子縁組の書類まで用意させ、叔父に妻を迎えて身を固めさせ、クリスの父として家族として相応しい人物になるよう提案した悪魔はここにいた。
 風鳴の一族は防人なので、世間一般の人物のように、ラブラブエロエロの脳神経回路は搭載されていない。
 例えば緒川とも相性が良く、一緒に家庭を営める人物だと判断されれば、結婚の内示が来て「良かろう、緒川なら婿としても胤としても申し分あるまい」と平然と言いきって、婿養子として迎え入れ、良質な胤としても子作りにも励んで、次世代の防人を育てて鍛錬をさせる。
 そこに愛だの恋だのと言う、下らない感情は一切存在しなくても良いし、翼には最初から必要がない。
 同じく、叔父である司令にも、愛だの恋だの人生に一切必要がなく、次世代の防人の母体として相応しい人物を紹介するよう親族に頼み、クリスの母として教育してくれる包容力がある人物を見つけ出そうとしていた。
 どっかのムキムキの魔法少女ボディビルダーと同じで、18歳以下の女子高生は子供で、年の頃なら30歳程度の女将さん以外は女だと認識できない。
 風鳴の一族は千年以上そうしてきたので、一族のDNAからもラブラブエロエロ思考は排除され、完全に退化していた。
 一族全員今すぐタヒねよ、と言われるぐらいの朴念仁で石部金吉さんであった。

「あ、あたしが欲しかったのは、こんなもんじゃねえっ!」
 幸せの涙が停止して、怒りと悲しみの涙でボロボロになり始めたクリスは、養子縁組に必要な書類をビリビリに破いて捨てた。
 一瞬で修羅場に突入した親子?を見て、周囲の家族連れも「うっわ、あの子プロポーズされるのを待ってたのに、あのオッサン頭イカれてるから養子縁組申し出ちゃったよ」とか、「あの女の子可哀そう、戸籍の妻の欄に載れると思って喜んだのに、娘になるよう言われちゃったわ」などなど、世間の一般常識を持っている家族なら、クリスの反応が正解で、司令と風鳴の一族が間違っていてアタマオカシイのだと判断された。

「ク、クリスちゃん……」
 プロポーズを受けて喜びの涙を流したはずの友人は、実は養子縁組の要請を受けていたのだと知らされる、公開処刑で死刑判決を受けた。
 元々シンフォギア装者と言うのは巫女職である。
 大体処女限定で、大好きな人と思いを遂げる程度は許されても、妊娠すると異物が入っているので聖遺物を装着できなくなる。
 ましてや援助交際などして、男をとっかえひっかえ、何人も愛人として交際してパッコパッコ交尾しまくるようなクソビッチはシンフォギア装者にはなれない。
 一期の頃に出た同人誌みたいに、手枷されて奴隷として売られてしまったロリクリスちゃんが、あ~んな事も、こ~~んな事もされてしまって、どっかのプルトゥエルさんみたいに「女性器が破壊されている」ような体になっていると、シンフォギア装者にはなれない。
 フィーネの「計画通り!」に両親を殺されて、悪のシンフォギア装者になるよう仕向けられたクリスは、処女を失うようなヤバい状況になると即回収されて、イチイバルとかネフシュタインとか色々装備できる状態で保管されていた。
 ちなみにマリアは、ヤラハタ22歳、売れ残りケーキ特売会場寸前だが、処女を保っている。
 マムと呼ばれた井上喜久子声のクソBBBBBBBBBBBBBAも勿論処女である。
 
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