サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ポリゴン〈以前お前らとバトルしただろ?
お前らとのバトルはバレてないんだけど
あいつら、今まで俺が
情報を守ってきた事に感謝もせず、
ちょっと傷を負っただけで抹消しようと
しやがったんだ!傷負ってんだから
多少のウィルス侵入を阻止できなくても
仕方ないじゃん!おまけに
ポリゴン2だなんてもんを作りやがってさ!
そいつが出来た途端、急に俺の事
用済みだとか抜かしやがって!
んだよあの面!いつか絶対
バグらせてやる!!〉
マリナ:「はぁ」(タメ息)
〈つまり、私達と戦闘して傷を負った
貴方は機能が低下して、修復もされず
シルフが新しいセキュリティシステムを
作り出したって訳ね?〉
ポリゴン〈、、うん〉
〈抹消されかけた挙句、根に持った貴方は
逃げる中で私達の事を思い出し、あわよくば
匿ってもらう中で仕返しの機会を
伺おうとしてる、、と〉
ポリゴン〈、、、うん(泣)〉
〈どんまい〉
ポリゴン〈助けて下さぁあぁい!!〉
〈今は貴方の仕返しに付き合ってる
場合じゃないの。こっちはこっちで
やる事溜まってるし、、だいたい、
晴れて自由の身になったんだから
貴方の行きたい場所に行けばいいじゃない〉
ポリゴン〈俺は作られたシステムだから
誰かにアップデートして貰わないと
消えちゃうんだよ!見てこの体!
だんだん薄くなってんじゃん!
自分の力じゃアップデート出来ないし、
それに、いつシルフが俺を追ってくるか
わからないんだ!俺、前の情報
色々と知ってるから!どっかのパソコンと
繋がって頭のいい奴を主に持たないと、、
単体じゃあいつ(ポリゴン2)に勝てないんだ!〉
カツラ:「マリナさん、今ちょっといいかの?」
マリナ:「あ、カツラさん」
カツラ:「今、回収したヒカリちゃんの
入ってたモンスターボールの解析を
店長に頼んどるんじゃが、人手が
足りなくての、、良かっらマリナさん、
今からそっちの方に手を貸してやっ、、む?」
ポリゴン〈おっすー!〉
カツラ:「うぉっほん」スッ(delete)
ポリゴン〈あー待って!こないだは
すいませんでした!あんな発言は
二度としません!!今臨在
控えますから!!〉
カツラ:「何じゃコイツ、リベンジしに
来たのかの?」
マリナ:「あぁ実は、、」
マリナはポリゴンの経緯をカツラに
話した。
カツラ:「なるほど、そう言う事かの」
マリナ:「どうしましょう」
カツラ:「こやつもしや、同情を装い
ワシらをハメに来た訳ではあるまいな?」
ポリゴン〈んな訳ねぇよ!今の俺に
そんな暇はねぇんだ!〉
マリナ:「どうしましょう。何か
匿ったら匿ったで面倒な事に
巻き込まれそうな気が、、」
カツラ:「ふむ。それは同感じゃ。
セキュリティプログラムなら足りとるし」
ポリゴン〈正しき力に目覚めし時、
さらなる脅威が訪れん。
照らされし魂胸に抱き、
尊は共に旅立たん。〉
マリナ「!!」
ポリゴン〈これは古代カントー文字だな。
ふむふむ、、、お前らその本の解読を
してたのか〉
ポリゴンは情報にアクセスし、
一瞬にして古代書の一部を解読した。
マリナ〈貴方、これが読めるの?〉
ポリゴン〈読めるも何も、俺が
ネットの情報網にアクセスすれば、どんな
事だって答えを見つける事が出来る。
〉
マリナ:「よし決定。貴方は
しばらく私が預かるわ」カタカタ
カツラ:「やれやれ」
マリナは以前のバトルで少し
負い目を感じた為か、ポリゴンを
パソコンに匿る事にした。
ポリゴン〈宜しくお願いしゃーす!!
あ、先にアップデートして欲しいっす〉
〈私は他の手伝いにまわるから、
私が戻って来るまで古代書の解読宜しく〉
マリナ:「いいですよね?カツラさん」
カツラ:「仕方ないのぅ」
2人はマリナの部屋を出た。
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