混沌の魔術師と天空の巫女
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第8章 日常編
コージVSキョンシー集団
「たくさん来たな・・・・・・。」
かなりのキョンシーがここにやって来た。
こんなにも多いものなのか・・・?
「(兎に角、操っている奴を探さないと・・・!!!!)」
俺は心の中でそう決めるのだった。
「おりゃあっ!!!」
ドゴン!!!
「はぁっ!!!」
バゴン!!!
これはキョンシー達相手に、まずは手と足に光と闇を纏って、
殴ったり蹴ったりして攻撃をする。
「闇分身!!!!」
さらに闇分身を10体出した。
「「「「「「「「「「おりゃあああああっ!!!!」」」」」」」」」」
闇分身達もキョンシー相手に殴ったり蹴ったりの攻撃をする。
ボォン!!!ザボォォン!!!
「おっと!!!」
「炎に水の魔法か!!!」
シャンディーの言う通り、魔法を使えるキョンシーもいた。
けど・・・
「よぉーし!!大分一か所に集まって来た!!!!」
俺の言葉に闇分身達は頷く。
「妖精の球!!!!」
俺はキョンシー達を妖精の球で囲ませた。
バキッ!ドコッ!!ゴンッ!!!
キョンシー達は妖精の球を破壊しようとしているが、
そう簡単に壊されるものじゃないぜ。
「うまくいった。」
俺はそう言うのだった。
キョンシー相手にすると少し厄介だったが、
こうやって閉じ込めてしまえばいいからな。
剥がすのも良いけど、もしかしたら、
さっきので何か対策されているのかもしれないからやめておいた。
あと、ドラゴンになるってのも考えたけど・・・・・・
「(あれは本当にヤバい時にしかしない。
もっと今の俺自身、強くならないとな。)」
俺は心の中でそう決意していたのだった。
「みんな、まだ操っている奴がいる筈だ。探そう。」
「「「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」」」」
オレの言葉に闇分身達は返事をする。
「必要ないですよ。」
「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」
後ろを振り向くと、そこには、
東洋の黒い服を着て、藁で編んだ傘のような形の帽子を被り、
手には1本の棒に先は金属で丸い形をしていて、
いくつもの金属の輪が通ている杖を持っていた。
「お前か、このキョンシー達を操っていたのは。」
「如何にも。まさかこれを知る者がこの土地にいたとは・・・」
「知り合いにこれを知っているのが居てな。」
「成程・・・・・・まさか私の仲間達がこのような子に
捕われるとは・・・・・・。」
「仲間、達・・・だと・・?」
「そうだ、私と共にいる、仲間達だ。」
奴は妖精の球に閉じ込められているキョンシー達の事を言っているが・・・
「まぁ、君が私の仲間になってくれば、それで何とかなりはする。」
「はぁ?何言ってんだよ。」
「君を私の仲間にする。その為には、君は死ぬべきだ。
そしてその時、私の仲間となるのだ。」
まさか・・・こいつ・・・!!!!
「まさかこの中にも、この土地の人を・・・」
「ああ・・・何人かいるよ・・・共に仲間となって・・・
証である、服を着せて・・・」
「「「「「「「「「「「ふざけんな!!!!」」」」」」」」」」」
「人を殺したりして!!!
しかも、それを自分の操り人形にして、仲間だと!!?
ふざけるのもいい加減にしろ!!!!」
俺は奴に向かって怒鳴ってそう言う。
「お前は絶対に許さねえ!!!!行くぞぉぉっ!!!!」
「「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」」」」
俺はもう戦闘態勢に入った。
「「「「「「「「「闇竜の咆哮!!!!」」」」」」」」」」
「混沌竜の咆哮!!!!」
俺達はブレスを放つ。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
「どうだ!?」
これで倒せればいいが・・・・・・
「上か!!!」
奴は上に飛んでかわした。
「はっ。」
奴は何枚かの変な文字や模様の紙を出して、飛ばして来た。
「雷。」
バチバチバチバチ!!!!
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」
紙が突然、雷に変わった!!?
バチィィン!!!
「「「「ぐあああっ!!!」」」」
ボン、ボン、ボン、ボン!
闇分身4体が直撃し、消えた。
「あんな魔法もあるのか!?」
「東洋の魔法か!!?」
どうも、それにも気を付けなければならないみたいだ。
「「「「「「「翼!」」」」」」」
俺達は翼を出して、飛ぶ事にする。
「炎。」
また紙を出し今度はそれが炎に変わって、俺達に襲い掛かって来る。
「「「「「「よ!!」」」」」」
闇分身達は難なくかわす。
「おりゃあああっ!!!」
俺は光速の速さで移動し、背後に回る。
「混沌竜の鉄拳!!!!」
俺は光と闇を纏った拳を放つ。
ドオォン!!!!
「!?」
触った時に・・・ある事がわかってしまった・・・・・・
「冷たい・・・!?」
コイツの体もキョンシー達と同じように冷たかった。
「ああ・・・そうだろうね・・・だって・・・」
「私自身も、キョンシーなんだから。」
驚きの言葉を奴は発した。
「そんな・・・馬鹿な・・・!!?」
シャンディーの話だとキョンシーはゾンビ、
つまり死体だ。術者本人まで死体はおかし過ぎる!!!!
「斬。」
奴はいつの間にか紙を自分の周りに出しており、
それが今度は斬撃に変わった。
ザザザザザザザザザッ!!!!
「っ!!!」
俺はすぐにかわせた。
「「「「「「うわぁぁぁっ!!!!」」」」」」
ボン、ボン、ボン、ボン、ボン、ボン、!!!!
だが闇分身達はかわせず、消えてしまった。
「知っているんなら驚くでしょうね。」
奴は地面に着地と同時にそう言った。
「私は僧であったが、ある日、1体の死体をキョンシーした。
墓までの道中に、魔物に襲われそうになり、
私1人でも対応できず、傷を負ってしまった。
仕方なく、キョンシーを戦わせる事にした。
死体はどこかの兵士だったのか、かなりの戦闘能力であった為、
魔物を倒す事ができた。その日からだ!
私はキョンシーが戦闘に役立つことを知り、
それがどのように活用できるのかを!!!!
私はキョンシーをもっと強く、さらに魔法もできる様に研究をした。
そして見ての通り成功したのだ!!!!」
「・・・・・・。」
「だが大僧正がこの事を知り、私を破門及び僧侶の剥奪をした。
さらに私の体は病によって限界が来ていた。
私は一か八かの賭けに出た。
私の研究した札を使い、死ぬ寸前までに私自身に術をかけた。」
「そして私は、キョンシーという同じ存在になり、
今も生きている!!!!そして私は決めた!!!
私は仲間を作るのだ!!!私と同じキョンシーの仲間を!!!!
全てがキョンシーとなれば死なずに済む!!!!
病気もしない!!!!永遠の命なのだ!!!!」
「・・・・・・狂ってるよ、そんなの。」
奴の言葉に俺はそう言う。
「もう何を言おうと、俺はお前を許さない!!!!」
俺はそう言い、構える。
「陰陽混沌拳!!!!」
俺は拳に光と闇を纏い、連撃を叩き込んだ。
ドドドドドドドドド!!!!ドォーーーーーーーーン!!!!
「ふふふ・・・無駄な事・・・痛みは感じない。」
奴は倒れても、すぐに起き上がった。
「!!!」
俺は奴の体を見て驚いた。
身体全体にキョンシーと同じような紙が大量に貼っている。
「それがお前の・・・」
「ええ、これが私の研究成果です!!!!
いずれ君の似たようになりますよ。」
奴はそう言い、紙を飛ばして来た。
「爆。」
今度は爆発を起こして来た。
ドーン!!ドーーン!!!ドーーーン!!!!
「残念!!!」
俺は妖精の球でそれを防いだ。
「混沌竜の咆哮!!!!」
俺は口から光と闇のブレスを放った。
ドドドドドン!!!!
「!!」
「私にも君と同じような事ができるんです。」
奴は紙でバリアを貼って防いだ。
「いくら痛みを感じないとはいえ、この攻撃は少し危険。
体がバラバラになるとさすがに危ないからねぇ。」
キャンシーにも弱点はあるようだ。
「(でも、それ以外にもある!!!!)カオス・ダート!!!!」
俺は身体を光と闇で纏い、突撃した。
ドドドドドドドーーーーーーーン!!!!
「そっして、混沌竜の鉄拳!!!!」
俺は続けざまに、光と闇の拳を放った。
ドオォン!!!!
「何をやっても無駄を・・・あれ・・・?」
「・・・・・・ふ。」
「あれ?何で・・・何で動かない・・・!?」
「そりゃそうだ。
いくら痛みを感じないとはいえ、関節外れば、動けなくなるに決まってるよ。」
俺はそう言うのだった。
「そして・・・!!!!」
バゴォン!!!!
「これで手も動かない。」
俺は奴の両手を拳で殴ってそう言う。
「これでもう、あの紙は使えないな。」
「そんな・・・こんな子に・・・私が・・・!!!!」
どうも屈辱みたいだろうが・・・・・・
「終わりだよ、今日でお前のこの殺人は終わりだ!!!!」
俺は大声でそう言うのだった。
後書き
どうも、白鋼です!!
キョンシーの殺人集団、決着つきました!!!
キョンシーを操っていた僧も実はキョンシーでした。
最初はキョンシーにするつもりはありませんでしたが、
戦闘を考え、キョンシーにさせました。
因みに、この僧の名前は全く考えていません。
次回はその後どうなるかの話を出します。
速くても来週だと思います。お楽しみに!!
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