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リュカ伝の外伝

作者:あちゃ
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名歌が生まれる時

 
前書き
このエピソードは、
『リュカの歌』の件でマリーがビアンカに叱られた直後で、
ウルフが『天才ウルポン』の歌を誰が作ったか知らない間での出来事です。

それと、
作中に『ビアンカの歌』が掲載されてますが、
内容がアレなので、ビアンカファンは怒らないでね。
一応言っておきますが私もビアンカが大好きです。
DQ5はプレイする度、嫁はビアンカです。 

 
(グランバニア城・娯楽室 兼 練習室)
ピエッサSIDE

「んだよ、あのクソばばぁ! ちょっとしたおちゃっぴぃなのに、2時間も3時間も説教しやがって……」
無礼極まりない国王陛下の歌を歌い、王妃陛下等に説教されてたマリーちゃんが解放され帰ってきた。反省の色は微塵も見せずに……

「こりゃ仕返しに、あのばばぁの歌も作ってやらねばならぬなぁ(クックックッ)」
何でそうなる。100%マリーちゃんが悪いんでしょうに……
私は開いた口が塞がらないわよ。

「う~ん……だとすると何が良いかな? “キューティーハニー”かな? 『♪この頃枯れてる女の子 エロエロ大好き年増な() こっちに入れてよハニー♫』……この“ハニー”で旦那の名前出すか?」
長時間の説教に頭きたマリーちゃんは、またヤバイ歌を模索してる。

「そんな歌、ダメに決まってるでしょ!」
「……そうよね。女の子じゃないしね」
ダメな理由はそこじゃねーし。

「よし、セラムンで“ムーンライト伝説”にしよう。『♪ゴメンね素直すぎで 夢の中までエロい 思考回路は○○○一色 今すぐ嵌めて欲しい♫』……ってこれじゃぁ、あの男の娘は全員当て嵌まるじゃん!」

「ちょっと、本当に止めて! そんな歌、人前で歌わないでよ!」
「えぇい! 人前で歌わずして、何が仕返しになるというのだ!」
だ、ダメだこの女……もう私の力では止められない。

「あ、そうだわ。歌詞とリズムにギャップを持たせましょう。その方がインパクトが大きいわ!」
私の事を無視して不敬罪一直線な歌作りに没頭してる……
だから私はソッと部屋を離れる。

この女を止められる人物に直訴する為に……













「よ~し出来たわ! “アンパンマンのマーチ”で歌ってやろうじゃないの」
「ほ~う……随分と面白そうだな。パパにも聴かせてくれよ」
進退窮まった私は、没頭娘を放置して最高権力者の下へ助けを求めにいった。

「お、お父……様(汗)」
「面白かったら認めてやる。歌ってみろ」
絶対認められる訳ない……面白いかどうかは別にしても、認められる訳ない。

「ほ、ホント?」
「良いから歌え」
もう既に切れ気味の陛下……でもマリーちゃんはニヤリと笑って歌い出す。

馬鹿なのね……この娘。


♫そうだ うれしいんだ♪
♫リュカとの生活♪
♫たとえ 愛人が多くても♪

♫ナニが君の幸せ♪
♫ナニをして喜ぶ♪
♫ワケ解らないまま終わる♪
♫そんなのは嫌だ♪
♫忘れないで子種 こぼさないで液を♪
♫だから君はイクんだ どこまでも♪
♫そうだ忘れないで みんなの為に♪
♫愛と エッチだけが 夫婦じゃない♪
♫ああ ビアンカさん やらしい君は♪
♫イケ 旦那の夢 守る為~♪



「どうよ! (ゴスン!) ギャッ!」
歌い終わり満面の笑みで評価を聞いた途端、後頭部に陛下のゲンコツが落ちる。
そりゃぁそうだ。

「いいわけねーだろ馬鹿! 次にこんなふざけた歌を歌ったら、活動停止を言い渡すぞ!」
「な、何よ。笑えるでしょ!」
笑えるか!

「笑える訳ねーだろ! 自分の妻を馬鹿にされて!」
当然だ……
何でそれが解らないのだ?

この後マリーちゃんは5時間程説教されたそうだ。
今日は練習にならないから私は早々に帰らせてもらったが、翌日に宰相閣下から教えてもらった。
あの『ウ~ルポンポン』って歌をマリーちゃんが作った事を宰相閣下に知られたら、また説教をされるかもしれないわね。

なんせあの歌はもう取り返しの付かないほど、世間に浸透してしまってるのだから……

ピエッサSIDE END



 
 

 
後書き
アンパンマンのマーチって凄く良い曲だよね。
だからこの歌を思い付いた時は凄く嬉しかったよ。
正くんに作れないか聴かれた時は困ったけど、
作り始めたら簡単に作れた。 
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